NHKの「世界ふれあい街歩き」という番組が好きだ。その中でソウルの「北村」という昔ながらの街並みが放送された。
瓦屋根とレンガ塀の街並みだ。
場所はソウルの繁華街から近く、有名な仁寺洞を抜けて北につながる、なだらかな丘陵を上っていくところ。景福宮と昌徳宮の間になる。この一帯は朝鮮王朝時代の宮中の関係者が住んでいた場所だ。ついでといっては何だが、「冬のソナタ」の中央高校も近い。
今回の旅行の目的の一つが、この街歩きだった。
まず腹ごしらえ。店は「北村カルククス」。ここのククスはあっさりしているのに味が深い。量も多い。それとマンドゥ。これも、どちらかというとあっさり味で、肉ッぽさは少ない。一個が大きい。ちょうど食べ終わった頃お昼時になったのだが、たくさんの車が横付けにされて、ビジネスマンがぞくぞく入店していた。
その後、外周をなぞるように三清洞というおしゃれなレストランやブティックの並ぶ通りを北上する。この通りは、やたらカメラを持った韓国のカップルが多く、店を撮っている。中には素人のモデルを立たせて撮っている人もいる。何かの写真公募があっているのだろうか?
ある程度北上したあと、南下しながら、東側の韓屋の路地に入って、「北村文化センター」をめざす。北村の韓屋群は嘉会洞路という大きな路をはさんで東側の一画と西側の一画に拡がっている。まず、東側をクリアした。そして、文化センターでトイレに行って(ここのトイレはきれい)、地図を手に入れる。
この地図はすぐれものだ。旅行ガイドブックでは路地の詳細はわからないが、この地図はモデルコース共々、路地の詳細が描き込まれている。さらにフォトスポット8カ所、建物名称、韓屋か非韓屋かの区別まで明記されている。その地図を持って、西側一画に入る。足下にも注意が必要だ。フォトスポットでは路面にパネルが植え込まれているからだ。そこに立って辺りを見ると、あの番組の世界が広がる。瓦屋根、レンガ塀、オンドルの排気塔、雲型紋、頑丈そうな門扉。小高いところから南側を見れば、その韓屋の一画の遠景に、高層ビルが建ち並んでいるのが見える。時間の流れが違うみたいだ。さらに別の方角に目を移すと、景福宮の建物がある。韓国のカップルのデートスポットにもなっているようであり、またグループで街並みを楽しんでいる学生たちもいた。もちろん、僕たちのような観光客も。ただ、騒がしくない。路地を歩いていて、すれ違うといった感じだ。そう、ここで暮らす人たちもいる。
とても、ゆったりとした時間を過ごすことができる場所だった。
瓦屋根とレンガ塀の街並みだ。
場所はソウルの繁華街から近く、有名な仁寺洞を抜けて北につながる、なだらかな丘陵を上っていくところ。景福宮と昌徳宮の間になる。この一帯は朝鮮王朝時代の宮中の関係者が住んでいた場所だ。ついでといっては何だが、「冬のソナタ」の中央高校も近い。
今回の旅行の目的の一つが、この街歩きだった。
まず腹ごしらえ。店は「北村カルククス」。ここのククスはあっさりしているのに味が深い。量も多い。それとマンドゥ。これも、どちらかというとあっさり味で、肉ッぽさは少ない。一個が大きい。ちょうど食べ終わった頃お昼時になったのだが、たくさんの車が横付けにされて、ビジネスマンがぞくぞく入店していた。
その後、外周をなぞるように三清洞というおしゃれなレストランやブティックの並ぶ通りを北上する。この通りは、やたらカメラを持った韓国のカップルが多く、店を撮っている。中には素人のモデルを立たせて撮っている人もいる。何かの写真公募があっているのだろうか?
ある程度北上したあと、南下しながら、東側の韓屋の路地に入って、「北村文化センター」をめざす。北村の韓屋群は嘉会洞路という大きな路をはさんで東側の一画と西側の一画に拡がっている。まず、東側をクリアした。そして、文化センターでトイレに行って(ここのトイレはきれい)、地図を手に入れる。
この地図はすぐれものだ。旅行ガイドブックでは路地の詳細はわからないが、この地図はモデルコース共々、路地の詳細が描き込まれている。さらにフォトスポット8カ所、建物名称、韓屋か非韓屋かの区別まで明記されている。その地図を持って、西側一画に入る。足下にも注意が必要だ。フォトスポットでは路面にパネルが植え込まれているからだ。そこに立って辺りを見ると、あの番組の世界が広がる。瓦屋根、レンガ塀、オンドルの排気塔、雲型紋、頑丈そうな門扉。小高いところから南側を見れば、その韓屋の一画の遠景に、高層ビルが建ち並んでいるのが見える。時間の流れが違うみたいだ。さらに別の方角に目を移すと、景福宮の建物がある。韓国のカップルのデートスポットにもなっているようであり、またグループで街並みを楽しんでいる学生たちもいた。もちろん、僕たちのような観光客も。ただ、騒がしくない。路地を歩いていて、すれ違うといった感じだ。そう、ここで暮らす人たちもいる。
とても、ゆったりとした時間を過ごすことができる場所だった。