この画像はTUITと書かれた丸いコースターのようなものです。一体何に使うものかお分かりでしょうか。
はじめてTUITを目にしたのは、「Building Team Power: How to Unleash the Collaborative Genius of Teams for Increased Engagement, Productivity, and Results(Thomas Kayser, McGraw-Hill, 2010)」 という本を読んでいたときのことです。
「あとがき」にあたるページにTUIT!と書かれた丸い絵が載っていました。そこに書かれていた解説を読むと「ぐうたらな部下にこのTUITを渡しなさい」と書いてありました。
意味を確かめるためにネットで調べたのですが、日本語で書かれたものは見つかりませんでした。
そこで英語のWebページから引用した以下の文章を解説させていただきます。
My boss had one. It was a round wooden disc that had the word TUIT printed on both sides. Whenever I would say "I just can't seem to get around to it" about a chore or something he wanted me to do, he would hand me this disc and say "now you have a round tuit - go and do it!"
around to it = a round TUIT
・・・ということです。意訳(超訳?)すれば・・・
私が上司から雑用っぽい仕事や何かを頼まれたとき、「いま、それをやる暇がないので・・」と言って断ろうとすると、いつも上司はこの丸いTUITを渡して「ほら、暇ができたぞ。さっさとやれ!」と言うのでした。
around to it :それをやる暇(機会)と、a round TUIT:丸いTUITが同じ発音なので、TUITを相手に渡せば「you have a round tuit(around to it )」暇ができたと、という意味になるわけです。TUITという言葉自体には意味がありません。駄じゃれですね。
弊社では管理職研修の最後に、受講者全員にこのTUITコースター(非売品)をプレゼントする予定です。
皆さんも、言い訳をしてなかなか仕事に取りかかろうとしない部下がいたらこのTUITを渡してください。
・・・効果のほどは・・・不明ですが。
(人材育成社)