今日は長崎の原爆記念日です。
さて、宮崎駿監督の最新作「風立ちぬ」を見てきました。
http://kazetachinu.jp/index.html
日本のつらい時代を切り取ってつなげた構成です。
関東大震災や、第二次世界大戦の時の空襲などのシーン
が出てきます。その時代を懸命に生きた
実在の人物が主人公だそうです。
夢の世界と現実とが入り乱れて、ちょっと幻想的でした。
それに文学的。
堀辰夫が訳したポール・ヴァレリーの詩の一節を、
登場人物が何度かフランス語でつぶやきます。
“Le vent se lève, il faut tenter de vivre”
詩を読んだり、文学に触れたくなりました。
零戦つながりで『永遠の零』も読みたいと思いました。
主人公の純愛が悲しくて、最後は泣けてきました。