お参りを済ませて移動しようとしたら、普段は常駐していない宮司さんが現れて、御社の裏手にあるこの3本の大きなヒマラヤ杉の根方に、何事が唱えながら持っていた手箱に入った紙吹雪(仏教だと『散華』にあたるものだと思いますが、神道だと何ていうのか…聞けばよかった)を撒いておられました。
何をしているのか伺ったところ、この3本のヒマラヤ杉を今月末に伐採するので、その御供養をしていた…ということでした。何でも、宮司さんや氏子さん達で手入れしきれないほど大きくなり過ぎてしまったことと、このすぐ裏手に道路があって、そこに伸びた枝が張り出していて交通の妨げになっているというクレームが絶えないからなのだそうです。
この神社には他にも外周に沢山の木があって、ちょっとした森になっていたはずなのですが、そう言えば最近何となく本数が減ってきているなぁ…と漠然と思っていたので、ことのついでに伺ってみました。そうしたら、隣接している家の住民から、伸びた枝や落ち葉のことでの苦情が寄せられてしまったため、塀の側に植わっていたかなりの数の木を伐採してしまったということでした。
何だか…世知辛い話です。どんなものであれ、神域に生えている木というものはすべからく『御神木』なのですから、その隣に住まわせて頂いている以上はそれを尊重する…という思いは、少なくともこの話からは感じられません。
確かにこの神社の境内に植えられている木はサクラやイチョウやケヤキといった落葉樹が多く、秋になるとかなりの量の落ち葉が散り落ちますから、それが雨どいに詰まってしまうと大変だと思います。でも、それが一般家庭のお隣さんならいざ知らず、仮にも『御神木』なのですから、そのくらいのことは了見して粛々とマメにお掃除でもしたらどうだろう…と思ってしまうのですが…。
戦後GHQによって日本人の宗教感覚はズタズタにされましたが、御神木に『クレーム』をつけるに至っては、もはやGHQですら予想していなかったくらいのレベルになってしまっているのかも知れません…。
とりあえず、このヒマラヤ杉にはもうあと何回もお目にかかれませんから、せめて今週中はできるだけ伺って、その姿を目に焼き付けておこうと思います。
何をしているのか伺ったところ、この3本のヒマラヤ杉を今月末に伐採するので、その御供養をしていた…ということでした。何でも、宮司さんや氏子さん達で手入れしきれないほど大きくなり過ぎてしまったことと、このすぐ裏手に道路があって、そこに伸びた枝が張り出していて交通の妨げになっているというクレームが絶えないからなのだそうです。
この神社には他にも外周に沢山の木があって、ちょっとした森になっていたはずなのですが、そう言えば最近何となく本数が減ってきているなぁ…と漠然と思っていたので、ことのついでに伺ってみました。そうしたら、隣接している家の住民から、伸びた枝や落ち葉のことでの苦情が寄せられてしまったため、塀の側に植わっていたかなりの数の木を伐採してしまったということでした。
何だか…世知辛い話です。どんなものであれ、神域に生えている木というものはすべからく『御神木』なのですから、その隣に住まわせて頂いている以上はそれを尊重する…という思いは、少なくともこの話からは感じられません。
確かにこの神社の境内に植えられている木はサクラやイチョウやケヤキといった落葉樹が多く、秋になるとかなりの量の落ち葉が散り落ちますから、それが雨どいに詰まってしまうと大変だと思います。でも、それが一般家庭のお隣さんならいざ知らず、仮にも『御神木』なのですから、そのくらいのことは了見して粛々とマメにお掃除でもしたらどうだろう…と思ってしまうのですが…。
戦後GHQによって日本人の宗教感覚はズタズタにされましたが、御神木に『クレーム』をつけるに至っては、もはやGHQですら予想していなかったくらいのレベルになってしまっているのかも知れません…。
とりあえず、このヒマラヤ杉にはもうあと何回もお目にかかれませんから、せめて今週中はできるだけ伺って、その姿を目に焼き付けておこうと思います。