共 結 来 縁 ~ あるヴァイオリン&ヴィオラ講師の戯言 ~

山川異域、風月同天、寄諸仏子、共結来縁…山川の域異れど、風月は同天にあり、諸仏の縁に寄りたる者、来たれる縁を共に結ばむ

あと少し…

2012年09月25日 18時50分40秒 | 日記
お参りを済ませて移動しようとしたら、普段は常駐していない宮司さんが現れて、御社の裏手にあるこの3本の大きなヒマラヤ杉の根方に、何事が唱えながら持っていた手箱に入った紙吹雪(仏教だと『散華』にあたるものだと思いますが、神道だと何ていうのか…聞けばよかった)を撒いておられました。

何をしているのか伺ったところ、この3本のヒマラヤ杉を今月末に伐採するので、その御供養をしていた…ということでした。何でも、宮司さんや氏子さん達で手入れしきれないほど大きくなり過ぎてしまったことと、このすぐ裏手に道路があって、そこに伸びた枝が張り出していて交通の妨げになっているというクレームが絶えないからなのだそうです。

この神社には他にも外周に沢山の木があって、ちょっとした森になっていたはずなのですが、そう言えば最近何となく本数が減ってきているなぁ…と漠然と思っていたので、ことのついでに伺ってみました。そうしたら、隣接している家の住民から、伸びた枝や落ち葉のことでの苦情が寄せられてしまったため、塀の側に植わっていたかなりの数の木を伐採してしまったということでした。

何だか…世知辛い話です。どんなものであれ、神域に生えている木というものはすべからく『御神木』なのですから、その隣に住まわせて頂いている以上はそれを尊重する…という思いは、少なくともこの話からは感じられません。

確かにこの神社の境内に植えられている木はサクラやイチョウやケヤキといった落葉樹が多く、秋になるとかなりの量の落ち葉が散り落ちますから、それが雨どいに詰まってしまうと大変だと思います。でも、それが一般家庭のお隣さんならいざ知らず、仮にも『御神木』なのですから、そのくらいのことは了見して粛々とマメにお掃除でもしたらどうだろう…と思ってしまうのですが…。

戦後GHQによって日本人の宗教感覚はズタズタにされましたが、御神木に『クレーム』をつけるに至っては、もはやGHQですら予想していなかったくらいのレベルになってしまっているのかも知れません…。

とりあえず、このヒマラヤ杉にはもうあと何回もお目にかかれませんから、せめて今週中はできるだけ伺って、その姿を目に焼き付けておこうと思います。
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夕空晴れて

2012年09月25日 18時02分41秒 | 日記
今日は教室がお休みです。今朝方からどことなくドンヨリしたお天気だったので、何となく家でボ~…ッとしていましたが、その後徐々に天候が回復してきたので、折角だからと散歩に出かけてみました。

あれこれと考え事をしながらプラプラ歩いていたら、いつの間にか駅前まで出てきてしまっていました。本当はいろいろと写真でも撮りながら歩こう…なんて考えていたのに、全部チャラです…(-_-;)。

私が用もないのに本厚木まで出てきた時にすることといったら、そう多くはありません。ということで、お馴染みの厚木神社までお参りに来ました。

一通りお参りを済ませたら空が急に明るくなって、西日が御社を照らし出したので、この期を逃さじ!と撮ってみました。夕日に照らされた銅(あかがね)の屋根が、美しく輝いていました。明日はいいお天気になりそうです。
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