共 結 来 縁 ~ あるヴァイオリン&ヴィオラ講師の戯言 ~

山川異域、風月同天、寄諸仏子、共結来縁…山川の域異れど、風月は同天にあり、諸仏の縁に寄りたる者、来たれる縁を共に結ばむ

快挙!

2014年09月04日 18時47分10秒 | 日記
今朝のトップニュースにもなりましたが、テニスの全米オープン準々決勝、で錦織圭選手が今年の全豪覇者スタニスラフ・ワウリンカ(スイス)をフルセットの末に破ってベスト4入りしました。これは1968年のオープン化(プロ解禁)以降の四大大会(全英・全仏・全豪・全米)のシングルスでは日本男子初の快挙とのことです。

ベスト8をかけたラオニッチとの4時間超フルセット戦の疲れも癒え切らず、右足に受けた手術からも日が経っていない中、正に満身創痍とも言うべき状況でのベスト4進出ですから、どれくらい大変なことかということは想像に難くありません。それでも、ニュースのダイジェスト映像を観ているだけでも、今回の錦織選手は気迫が違います。これには、多くの報道でも言われていますが、かつて史上最年少の17歳で全仏オープンを制したマイケル・チャンをコーチに迎えたことが大きく影響しているようです。

マイケル・チャンといえば、今から20年以上前にアイドル的存在で大活躍した選手でした。そのマイケル・チャンも今は42歳、現役引退後は数々のコーチ就任要請をことごとく断っていたようですが、175cmという小柄な体格ながら粘り強いプレーで世界ランク2位にまで上り詰めた彼からしてみたら、178cmと自分と殆ど変わらない体格の錦織選手に、自分と似ている部分を感じ取ったのかも知れません。錦織選手にしても、グランドスラム経験者であるマイケル・チャンから直接指導を受けられるということが大きく影響しているでしょう。かなりな鬼コーチのようですが、そういった意味ではメンタル面も鍛えられているかも知れません?!

今回の全米オープンに際しての試合前インタビューで錦織選手は「今回は不安要素だらけ」と発言していましたが、私は逆にそれが功を奏しているのではないかと思います。これは、例えば私の生徒の発表会などでも言えることですが、『完璧に準備出来た』と思って臨んだ生徒が思わぬミスをしてしまう一方で、多少ながら不安要素を抱えた生徒の方がいろんな意味で慎重になって、結果的に本番でよく出来た…などという、正に《怪我の功名》とも言うべきことがあるのと似ているのではないでしょうか。

準決勝はノヴァク・ジョコヴィッチ(セルビア)vsアンディ・マリー(イギリス)の勝者との戦いになります。個人的にはジョコヴィッチと対戦してほしいなと思っていますが(もしそうなった場合、ユニクロ同士の決戦になるのですが…)、どちらと当たったにしても思う存分健闘してもらいたいと思います。頑張れ!錦織!! d(@^∇゜)/ファイトッ♪
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