今日…というか今朝方早くまで、実は大変なことを手掛けておりました。
先日、中学3年生までレッスンに通っていた昔の生徒から久しぶりに連絡がありました。どうしたのかと思って話を聞いてみると、今度その子が大学のAO入試を受験するにあたって志願者の2親等以外の2名の人物からの推薦文が必要とのことで、そのひとつを私に書いてほしいとのことだったのです。
そう言えば、その子も氣づけば高校3年生、大学受験を控えたお年頃となっていました。その子は高校進学に伴う都合で止むなく教室を退会したのですが、実は退会後も家族ぐるみで交流がありました。そんな御縁から、今回の依頼となったようなのです。
AO入試というと、平成時代の一時期に芸能人が学歴の箔をつけるためにやっていた一芸入試みたいなものかと思っていたのですが、昨今のAO入試というものはもっと多様化しているようで、2〜3回要項を読み返さないと理解出来ないようなものになっていて驚きました。
それでも、そんな大役を仰せつかったからには何とか未来ある若者の進学の一助となるべく、大学からメールで送られてきたフォーマットに必要事項を記入し、その子に関しての自分なりの推薦ポイントを言葉を推敲しながら書き込んでいきました。そして、何度も何度も見返して
『これなら大丈夫だろう!』
と確信の持てる文章であることを確認して、恐る恐るフォーマットの『確定』ボタンを押して送信しました。
昨日の宵の内から始めた文章入力は、氣づけばすっかり日付けを跨いでいました。思えば、こんなに集中して文章を書いたのは久しぶりでした。あとは当人に頑張ってもらうだけです。
結果が判明するまで私もドキドキですが、あの子なら大丈夫だろうと信じています。そんな元生徒の前途安からんことを願って、
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少々氣が早いような氣もしますがブラームスの《大学祝典序曲》を贈ります。
どうか無事に大学に受かってくれることを祈って…。
ベルナルド・ハイティンク指揮、アムステルダム・ロイヤルコンセルトヘボウ管弦楽団の演奏でお聴き下さい。