今日の午前中は、天気予報通りの強い雨が降りました。登校してきた子どもたちもびしょ濡れで、大人たちは昇降口で片っ端から濡れたランドセルをタオルで拭く作業に追われました。
ところで、今日は高学年の音楽の時間に鑑賞の時間があり、
ホルストの管弦楽組曲《惑星》の『木星』を聴きました。彼らはこれまでにも中間部の有名なテーマをリコーダーで吹いたりしていたので、馴染みがあると言えばある作品でした。
冒頭部ではあまりピンときていなかった子どもたちも、中間部に入ると
「あぁ!」
と膝を打つ様子が見られました。ただ、そのテーマを聴いた反応としては
「リコーダーで吹いた。」
というものもあれば、
「平原綾香の『ジュピター』と同じだ。」
という意見もあり、この曲を知ったきっかけは様々あるようでした。
音楽を知る入り口は様々あれど、結果としてこの曲を
『いい曲だな』
と感じてさえくれればいいわけです。ともすると勝手に敷居を上げられてしまうクラシック音楽ですが、子どもたちにはいろいろなきっかけで耳にしていってほしいと思います。
因みに、その時先生から
「先生(私)、この曲演奏したことありますか?」
と聞かれたので
「はい、『惑星』は全曲弾いたことがあります。」
と返答したら、子どもたちに必要以上に驚かれてしまいました。決して自慢話をしたつもりはないのですが、何だかこちらが恐縮してしまったのでした(汗)。
そんなわけで、今日はホルストの名作『木星』をお聴きいただきたいと思います。チャールズ・マッケラス指揮、BBCフィルハーモニーの演奏による、2009年のプロムスでの演奏でお楽しみください。