共 結 来 縁 ~ あるヴァイオリン&ヴィオラ講師の戯言 ~

山川異域、風月同天、寄諸仏子、共結来縁…山川の域異れど、風月は同天にあり、諸仏の縁に寄りたる者、来たれる縁を共に結ばむ

本厚木を知っている人には衝撃の光景

2016年03月16日 23時20分20秒 | 日記
ここは小田急線本厚木駅東口前の交差点です。写真に向かって右に駅、左にバスセンターがあります。

「だから何だ?」と言われてしまえば身も蓋もないのですが、かつてここからこんなにハッキリと電車を見ることは出来ませんでした。

と言うのも、現在白い工事擁壁で囲まれている一角には三階建ての横長なビルが建っていて、ちょうど屏風のように高架を隠していたのです。それが先月中に取り壊され、今まで見えていなかった高架橋が露になりました。

この『鰻の寝床ビル』は、私が大学進学のために厚木に転居して来た時からずっとここにあり続けた建物でした。それがこうも呆気なく跡形もなく消え去ってしまうと、何だかいろいろと感慨深いものがあります。

この跡地がどうなるのか、まだ決まってはいないようです。できれば変に建物なぞ建てずに、このままちょっとした広場か何かにすればいいのに…とは思いますが、それを決めるのは私ではないので、とりあえずは今後の推移を見守りたいと思います。
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グラタン美味しい!

2016年03月15日 21時27分54秒 | グルメ
今日は二宮町の教室の日です。レッスン自体は夕方からで、二宮町に着いた段階でかなり時間に余裕があったので、久しぶりに駅の南口にある《山小屋》という喫茶店に行ってみることにしました。

丸太に軽く切り込みを入れただけの椅子や荒削りのカウンターが文字通り山小屋の雰囲気をかもし出す店内でメニューを広げたら、パッと目に留まったのがグラタンという文字。そう言えば、ドリアを置いている店はあちこちにあっても、グラタンがメニューにある店は意外と少なくなかなか遭遇しないので、いくつかある中から『グラタン男爵』なるものをオーダーしてみました。

定番のグラタン皿の中の中身は、ソテーした男爵芋のスライスと縦割りにしてソテーした皿からはみ出すフランクフルト、あとは濃い目の味付けのホワイトソースで絡めたカッペリーニとマッシュルームとピーマンとハムというナポリタンのような具材たちです。軽く振りかけられたパン粉とチーズが程よく焦げています。

ともすれば家庭でも作れそうなこうした素朴なグラタンが、こうした雰囲気のある店で頂けるというのも、なかぬ乙なものです。これに野菜スープと食後の飲み物が付いて1050円ですから、リーズナブルなものです。

美味しくコーヒーを頂いていたら店内の柱時計が時を告げたので、お会計を済ませて教室に向かいました。最近御無沙汰していましたが、他にもいろいろと美味しそうなメニューがあったので、折を見てまたランチをしに伺いたいと思います。
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なんじゃこりゃあ?!

2016年03月14日 22時47分31秒 | 音楽
今日は小田原に行く…はずだったのですが、なんと生徒が全員それぞれの都合で欠席になってしまったので、急遽出かける用事がなくなってしまいました。

それならそれで折角だから何かすればいいのですが、ついグウタラの虫が騒いでしまった私は結局ボケ~ッとしながら動画なんぞを見ていました。そうしたら、何だかとんでもない動画に辿り着いて、一気に目が覚めたのです。それが『Wintergaten-Mable Machine』という動画でした。

まあとにかく御覧下さい。何やら巨大な物体の置かれた部屋の電気をパチパチと点けて一人の青年がヘッドフォンを着けて入ってきます。そしておもむろにハンドルを回転させると、その運動につられていくつもの金属球が機械の上部にたまっていきます。ある程度金属球がたまってテンポにのってきたところで何やらガチャガチャとレバーを操作すると、たまった金属球が下部に据え付けられたヴィブラフォンやエレキベースや打楽器に落ちていき、音楽を奏で始めます。そう、この巨大な物体は自動演奏装置なのです。

ヴィブラフォンが奏でるメロディは8小節毎に同じものが繰り返されているだけなのですが、ずっと聞いているととてもそんな風には聞こえません。実はハンドルを回しながら左手でプレイしているベースがミソで、基本ミソシのホ短調のメロディにミの音を重ねるとホ短調そのものになるところを、時折ドの音にすることによって同じメロディなのにハ調のメジャーセブンスになったりしているので、とても同じメロディのルーティーンとは思いません。

しかも驚いたことに、この自動演奏装置はこの青年が一から手作りしたものなのです!別動画で、その制作過程を見ることができます。

とにかく驚きのこの作品による不思議な音世界を、ひと時御堪能頂きたいと思います。

Wintergatan - Marble Machine (music instrument using 2000 marbles)
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どうせ『SAKURA』と名乗るなら

2016年03月13日 20時52分27秒 | 日記
今日は何だかあちこち動き回ってすっかり疲れてしまったので、体がものすごく甘いものを欲していました。あまり良くない傾向なのかも知れませんが、欲してしまったものは仕方ありません(何の言い訳?)。

お腹は空いていないので簡単に…と思っていたら、たまたま通りかかったSTARBUCKSの店頭にやたらと美味しそうなドリンクのポスターがあったので、とりあえず入ってオーダーしてみることにしました。それがこの『サクラ&ストロベリーフラペチーノ』なるシロモノです。

桜の風味とイチゴの風味が合わさるとどうなるのだろうか?と思いつつ飲んでみたら…もう、ほぼほぼイチゴ味でした。後味に桜が香ったりするかな?と思っていたのですが、最後まで徹底的に冷たいイチゴ味の飲み物で、正直ちょっとガッカリしました。

どうせ桜味を名乗るのであれば、もうちょっとくらいあの独特のエグい味をさせてもらいたかったですね。それが難しいのであれば、無理に和のフレーバーに手を出さなくてもいいのでは?と思ってしまいました。

基が海外の企業ですから無理もないのかも知れませんが、和の素材の繊細な風味を活かそうとするのであれば、もっと味覚を磨いて挑戦してほしいものです。
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春の香り

2016年03月12日 23時45分21秒 | 
結局、天気予報が脅かしていたような雪が降ることはありませんでした。しかし、真冬のような寒さだけはしっかりと置いていったようで、今朝も寒さで目覚めることとなりました。

そんな中でも、植物は春の訪れを感じているようです。近所のお宅の庭先に植えられた沈丁花の花が満開になっていて、何とも言えない独特の甘い香りを漂わせていました。

花がこれだけ頑張って春を知らせてくれていることに感謝しつつ、この寒さに耐えていこうと思いました。
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あの日から5年目の《cafe32゜F》

2016年03月11日 22時32分13秒 | 日記
もう、いろいろなメディアで散々画像を流されているので忘れようもないのですが、今日は3月11日、あの東日本大震災が発生した日です。

奇しくも今日は『あの日』と同じ金曜日。だから余計に『あの日』のことが想起されます。

まだ拙ブログを開設する前だった『あの日』、私は午前のレッスンを終えてからこの店でランチをしました。ひとしきり御主人と他愛もない話をして会計を済ませ、午後のレッスンに備えて支度をしていました。

そこに、あの強烈な揺れが襲いかかってきました。

レッスン室のピアノが動き、本棚が揺れ、照明が大きく左右に振れていました。私はとりあえず全てのレッスン室と出入口のドアを開けてから出入口横の受付の机に上って、振り子のように振れている照明を落ちないように両手で掴んでひたすら揺れに耐えていました。

ものすごく長く感じられた揺れが収まってから、想像もつかないような事態が次から次へと起こりました。幸い私を含めた音楽教室の講師陣は、一駅隣のたまプラーザにある本店に避難し、そこで帰宅難民として一夜を明かしました。

ただ、移動の最中この店の前を通りかかったら、マスター御夫妻と何人かの親子連れが停電で真っ暗になった店内で途方に暮れておられました。無事を確認できたのはよかったものの、この店のシャッターが電動のもので戸締まりが出来ないということでした。そんな窮状を目の当たりにしながらも、体調を崩した講師がいたためにたまプラーザに移動しなくてはならなかったことに、今でも胸の奥が傷みます(後日伺ったら、その日の夜遅くに通電が再開して無事にシャッターを下ろすことができたとのことで、安堵しました)。

そんなことを思い出しながら、今日は抹茶のシフォンケーキとコーヒーを頂きました。

こうした美味しいコーヒーとケーキが普通に食べられること、インフラが整い電車やバスが普通に動いていること…あの震災が起きなければ考えもしなかった『物事が普通に動いていることの有り難さ』を、改めて噛み締める一日となりました。

あの震災では今でも千人単位の行方不明者がいます。そして、今でも海上保安庁のダイバーが捜索に当たられています。震災から5年の月日が流れ、捜索は難航を極めているそうですが、それでもここ3年の間に御一方の御遺体を発見したとのことで、彼等の使命感と情熱には頭が下がります。

私の従兄弟に自衛隊員がいますが、彼も震災直後から災害派遣で出動し通しでした。「我々が必要とされる時は国が危急の時だけだ」とは宮城に派遣されていた陸曹の言葉ですが、彼等自衛隊の尽力無しには今日の再建は無かったでしょう。どれだけ感謝しても感謝しきれません。

せめて、あの時の政権がもっとマトモな政党であれば、もっと出来ることが沢山あっただろうということが悔やまれてなりません。今はただ、犠牲者の皆様方の御冥福を心中より御祈念申し上げようと思います。

合掌。
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ちょいと一杯…

2016年03月10日 22時06分53秒 | 日記
朝からぐんぐんと気温が下がってきて、夜になる頃にはかなり冷え込んできました。朝の天気予報で「雪が降るかも…」みたいな話を聞いた時には聞き流していましたが、あながち無いことでもないかも知れません。

冷えきった空気の中を帰る途中、本厚木駅のE-PRONTOに立ち寄りました。以前ここでサングリアを頂いたのですが、今日もちょっと寄ってみたくなったのです。

今日はミックスベリーのサングリアをお願いしました。前回のビターオレンジのサングリアが白ワインベースだったのに対して、こちらは赤ワインベースです。グラスの中には細かくカットしたイチゴやクランベリーが入っていて、そこから立ち上ってくる甘酸っぱい香りが何とも言えません。ほんの一時、優雅な時間を楽しみました。

ひとしきり飲んだ後に、折角スプーンがついているのでベリーをすくって食べてみたのですが、何だか出がらしのようになっていて、あまり美味しいものではありませんでした。もしかしたら、こうしたものは元々食べるものではないのかも知れませんね…f(^^;。
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久々の巨大ナンΣ(゜∀゜*)

2016年03月09日 20時45分53秒 | グルメ
昨日の暖かさは何処へやら、今日は一転して肌寒い雨降りの日となりました。昨日との気温差-10℃って…たった一日で完全に一季節逆戻りした感じです。

今日は前々から六本木に行く予定を立てていたことがあったので、ちょっと迷ったのですが、意を決して雨にも負けず出かけました。

用事の前に腹拵えを…ということで、久しぶりにインドカレーレストラン《MOTI》でランチをすることにしました。到着が早くて私が今日の来客第一号だったようでしたが、席に通してもらうと早々にオーダーして待つことにしました。

今回はエビカレーのセットをお願いしました。御覧ください、皿の大きさを無視しまくったこの巨大なナン!!( ; ロ)゜ ゜。有に50U+339Dはあろうかという長さを誇るものです。勿論ただ大きいばかりではなく、このまま食べても十分に美味しいナンです。

エビカレーはココナッツの効いた辛さ控えめのソースに海老とマッシュルームの旨味が絶妙に効いていて、いくらでも食べられてしまいそうなカレーです。

ランチでは、このセットにドリンクが一品付いて何と1000円!しかもナンはおかわり自由ときたもんだからビックリポンです。勿論、私はしっかりおかわりさせて頂きました。

すっかり満腹、幸せな気持ちになって目的地に向かいました。
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《フェルメールとレンブラント~17世紀オランダ黄金時代の巨匠たち》展

2016年03月09日 20時31分02秒 | アート
腹拵えを済ませてから、そのまま隣の六本木ヒルズに向かいました。今日はここの52階にある森アーツセンターで開催中の《フェルメールとレンブラント~17世紀オランダ黄金時代の巨匠たち》展の鑑賞がメインイベントです。

強国スペインからの独立を勝ち取ったオランダでは、それまでの王侯貴族を中心としたものに代わって富裕市民階級を中心とした新たな芸術が花開きました。そんな中で活躍したのがフランス・ハルスやピーテル・デ・ホーホ、カレル・ファブリティウス、そしてヨハネス・フェルメールやレンブラント・ファン・レインといったオランダ絵画黄金期の巨匠達です。

今回はそうした華麗なオランダ美術黄金期の作品にスポットをあてて、肖像画や建築画、静物画といった作品を一堂に集めた企画展です。特に今回は、ポスターにもなっているニューヨーク・メトロポリタン美術館所蔵のフェルメール《水差しを持つ女》とレンブラントの《ベッローナ》が揃って初来日するということで、非常に楽しみにしていました。

悪天候の中、しかもお昼時とあって、会場内はガラガラでした。

ここは民間のギャラリーとあって公的な美術館よりもカジュアルな感じの展示になっているので、作品をより間近で鑑賞することができるようになっているのが嬉しいところです。なので、《水差しを持つ女》のフェルメール独特のウルトラマリンの色合いや《ベッローナ》の甲冑や宝飾の細かな意匠を、かなり間近で堪能することができました。

他にもアムステルダム国立美術館やロンドン・ナショナルギャラリーといった名美術館所蔵の、オランダ美術の黄金期ならではの静物画や風景画、建築画や肖像画が多数並べられていて、大変見応えのある展覧会でした。

今月末までの開催ですので、興味のある方は足を運んでみて下さい。
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大統領就任…

2016年03月08日 19時21分26秒 | 日記
最近、ちょっとものの見え方が悪くなった自覚はあったのですが、何となく今まで放ったらかしにしていました。でもやっぱりスッキリしなくて、先月末に眼鏡を新調しました。

新調するにあたって検眼をした時のことです。以前眼鏡を作った時と同じ人が検眼してくれたのですが、その人がしきりに首を捻りながら何回も何回もレンズの入れ替えをするのです。

何だかいつもより時間がかかるな…くらいに思っていたのですが、ひとしきり検眼が済んだ後に何気なく

「老眼入ってますか( -_・)??」

と聞いてみました。そうしたら、ちょっとホッとしたような顔をして

「そうですねぇ(*^^*)」

…へ?(゜_゜)?

一瞬フリーズした私に気づいたのか

「あ、でも極々初期のですから、そんなに深刻なものではありませんよ…A( ̄▽ ̄;)」

と、若干慌てたフォローが入りました。

自分としては乱視が合わなくなって見辛いものと思っていたので軽い気持ちで聞いてみたのですが、まさか実際に我が眼にローガン大統領が就任したと知らされると、改めて自己の老化を実感させられるものだな…と思い知らされました。

今日、加工の済んだ新しい遠近両用眼鏡が届きました。手前が新しい眼鏡で、奥が今まで使っていたものです。変わったことが分からないように、殆ど同じデザインのものを選びました。敢えて言えばフレームの色が、今までのものがシルバーグレーだったのに対して、新しいものはブラウンになったことと、形状記憶フレームになったことが違っています。

店でかけてみたのですが、遠くのものは驚くくらいによく見えるようになりました。ただ、近くの楽譜を見る時にはかえって今までの眼鏡の方が見やすいということも判明しました。なので、当面は楽譜を見る時には今までの近眼鏡を使って、日常生活ではなるべく遠近両用眼鏡をかけて徐々に慣らしていくことにしました。またひとつ荷物が増えることになりますが、仕方ありません。

新しい眼鏡で街中を歩いてみましたが、今まであまりよく見えていなかった遠くの時計や電光掲示板がよく見えるようになりました。これからは二つの眼鏡を使い分けての生活が始まりますが、なるべく老眼の進行を緩やかにするよう、今後はアイケアにも気を使ってみようと思っております。
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今年も来ました桜味

2016年03月07日 21時00分27秒 | 日記
雨上がりの暖かな空気の中、小田原城址公園の梅の花もすっかり落ち着いて、代わって沈丁花の花が香りを漂わせながら蕾を膨らませだしました。

河津桜の見頃を迎えるこの頃になると、毎年楽しみなものがあります。拙ブログを長く御覧頂いている方は御存知かと思いますが、今年も桜の金平糖の季節がやって来ました。

この桜の金平糖には細かく刻んだ桜の葉の塩漬けが入っているので、食べると桜餅のような独特の香りが口の中いっぱいに広がります。まるで上質の和菓子を頂いたような感覚です。こうした季節のものというのは、何とも嬉しいものです。

市井の店先にも桜餅や道明寺が並ぶようになってきて、俄然春の到来を実感させられます。いつ冬の上着が要らなくなるのか、今から楽しみです。
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久しぶりのフェトチーネ(^o^)

2016年03月06日 21時10分18秒 | グルメ
今日は用事があって都内に出ました。本当は先週にしたかったのですが、先週の日曜日は東京マラソンの当日だったので避けました。

久しぶりにあちこち回ったら、ものすごくお腹が空きました。そこで久しぶりに西武新宿駅近くの《パスタ屋景虎》にお邪魔することにしました。何しろここの看板には

『うまいスパゲッティを腹いっぱい食べたい!』

と書いてあるだけあって、ボリュームもひとしおなのです。

カウンターに座ってメニューに目を通していたら、季節限定メニューがあったのでお願いしました。『牡蠣とほうれん草のクリームパスタ』です。

和的な隠し味の効いたクリームソースに牡蠣の旨味が合わさって、実に味わい深いパスタです。今回は私の大好きなフェトチーネで作って頂きましたが、太麺ならではのソースの絡み具合が何とも言えません。

新宿の街に、この隠れ家的なお店が存在してくれていることがたまらなく嬉しく、また来たくなります。タバコが吸えることだけが気になりますが、それを差し引いても素敵なお店です。

春になったら、また違ったメニューが登場することになるのでしょう。楽しみです。
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武士道

2016年03月05日 19時34分54秒 | 日記

PASMOにチャージをしようとしたら財布の中に一万円札しかありませんでした。あちゃ(>_<)…と思ったのですが、それでも機械は文句も言わんと受け入れてくれるので、気にせず機械に突っ込んで千円分チャージしました。

機械から出てきたおつりを財布に入れよう…としたら、五千円札が何だか様子が違うことに気づいて確認したら、樋口一葉ではなく新渡戸稲造の五千円札でした。最近見かけなかったので違和感があったのでしょう。

こうして改めて見ると、なかなか立派なお札です。別に作り直さなくてもよかったのではないか?…とも思うのですが、そこは御上の都合があったのでしょうね。

それでも、日本文化が注目される中で新渡戸稲造の《武士道》も外国で読まれていたりする現状を鑑みるに、もうちょっとこの五千円札が普及していてもいいのにな…と思ったりもしたのでした。
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今日の《cafe32゜F》

2016年03月04日 18時00分51秒 | グルメ
今日もまた、日中は一際暖かな日になりました。教室近くの梅林も今を盛りと咲き誇っています。

今日は夕方から発表会の伴奏合わせがあるので、いつもより早くお邪魔しました。ちょうどランチタイムに間に合ったので、久しぶりにハヤシライスのランチセットをお願いしました。

じっくり煮込まれたハヤシライスはコク深い味わいで、頂いていて幸せな気持ちになれます。いつものブレンドコーヒーと共に美味しく頂戴しました。

心なしか陽が高くなり、何処からか沈丁花の独特の香りが漂ってきました。さすがは弥生の頃、着実に春が来ているようです。
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もたないのかね…

2016年03月03日 23時26分08秒 | 日記
今日は桃の節句でございます。が、今年は特にそれらしいことはせずに終わってしまいました。

昨今は何事もコンパクトサイズが主流のようですが、雛人形もその例に漏れず、嫌な言い方をすればチンマリしたものばかりが目立つようになっていわゆる七段飾りのような立派なものには殆どお目にかからなくなりました。住宅事情等の避け難い問題もあるでしょうが、緋毛氈敷きの段飾りが無いというのも何とも寂しい限りです。

ところで段と言えば、たまプラーザ駅の南口に向かう階段に、御覧のような物々しい足場が組まれています。何でも完成から10年も経っていないのに、もう補修工事が必要になったのだとか。この階段の真上には通路や店舗が入っていますから、結構長いことかかるかも知れません。

最先端の建材を使っていても、こんなに早く補修を必要としてしまうのであれば、最先端も何だかあてになりません。完成後に東日本大震災があったことを割り引いても、あれだけ多くの乗降客のある大きな駅の駅舎としては、もうちょっと丈夫に作っておいて頂かないと困ります。

かつて奈良の薬師寺金堂を白鳳様に再建する際、西岡常一棟梁が伝統的工法で建てるべきと強く主張したのに対し、当時の建築工学の権威や管轄官庁は耐震や防火の観点や建築法を盾にして『最新の技術』である鉄筋コンクリートでの建設を譲りませんでした。その結果、国宝の薬師三尊が安置される内陣を鉄筋コンクリートで、通路や外壁にあたる外陣を伝統の漆喰仕上げによる古代建築工法で仕上げるという妥協案が示され、双方が合意して金堂が完成しました。

それから30年も経たない間に、鉄筋コンクリート作りの内緒には阪神淡路大震災の揺れの影響等であちこちにひび割れが生じて、全面的に改修工事を余儀なくされました。その間、金堂は半分以上の部分が立ち入り禁止になり、かろうじて薬師如来像のみが拝観できるだけという惨憺たる状況に陥りました(その間に脇侍である日光・月光両菩薩像が東京に出開帳されたのは怪我の功名でしたが)。一方外陣は、同じように震災に遭ったにも関わらずびくともせずに今日まで偉容を誇っています。

もしかすると『最先端』の建材というものは、経済活動の一翼を担う役割として思ったよりも早くダメになるような仕掛けがなされているのかも知れません。ただ、高温多湿な日本の国で、乾燥した外国で開発された鉄筋コンクリートというシロモノは向いていないだけなのかも知れません。

いずれにせよ、今は一刻も早くこの不粋な足場が無くなるのを待つばかりです。
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