共 結 来 縁 ~ あるヴァイオリン&ヴィオラ講師の戯言 ~

山川異域、風月同天、寄諸仏子、共結来縁…山川の域異れど、風月は同天にあり、諸仏の縁に寄りたる者、来たれる縁を共に結ばむ

なんじゃこりゃあ?!

2016年03月14日 22時47分31秒 | 音楽
今日は小田原に行く…はずだったのですが、なんと生徒が全員それぞれの都合で欠席になってしまったので、急遽出かける用事がなくなってしまいました。

それならそれで折角だから何かすればいいのですが、ついグウタラの虫が騒いでしまった私は結局ボケ~ッとしながら動画なんぞを見ていました。そうしたら、何だかとんでもない動画に辿り着いて、一気に目が覚めたのです。それが『Wintergaten-Mable Machine』という動画でした。

まあとにかく御覧下さい。何やら巨大な物体の置かれた部屋の電気をパチパチと点けて一人の青年がヘッドフォンを着けて入ってきます。そしておもむろにハンドルを回転させると、その運動につられていくつもの金属球が機械の上部にたまっていきます。ある程度金属球がたまってテンポにのってきたところで何やらガチャガチャとレバーを操作すると、たまった金属球が下部に据え付けられたヴィブラフォンやエレキベースや打楽器に落ちていき、音楽を奏で始めます。そう、この巨大な物体は自動演奏装置なのです。

ヴィブラフォンが奏でるメロディは8小節毎に同じものが繰り返されているだけなのですが、ずっと聞いているととてもそんな風には聞こえません。実はハンドルを回しながら左手でプレイしているベースがミソで、基本ミソシのホ短調のメロディにミの音を重ねるとホ短調そのものになるところを、時折ドの音にすることによって同じメロディなのにハ調のメジャーセブンスになったりしているので、とても同じメロディのルーティーンとは思いません。

しかも驚いたことに、この自動演奏装置はこの青年が一から手作りしたものなのです!別動画で、その制作過程を見ることができます。

とにかく驚きのこの作品による不思議な音世界を、ひと時御堪能頂きたいと思います。

Wintergatan - Marble Machine (music instrument using 2000 marbles)
コメント
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