東十条探偵団2

明日は何を撮りに行こうかな?

蠣殻町から永代橋まで

2016-07-07 | 散歩
  家康が江戸に入府する前はこの辺りは海辺だった、
  日比谷・銀座は日比谷入り江と言われた入り江の中、
  岸辺には小舟が浮かび漁網が干され
  さらに葦の原が、さらに萱の原が続いていた。


              

              小網町から蛎殻町に進みました、日本橋川を渡ります。

              江戸の町は火事が一番怖かった。
              南町奉行・大岡越前守が耐火のためにカキの殻を屋根に葺くように奨励し、
              この一帯の家屋の屋根がカキ殻で葺かれていたことからこう呼ばれるようになった。
              海辺のこの辺りには牡蠣の貝殻はいっぱいあったことでしょう。




  

     鎧橋を渡ります、ここは鎧の渡しがあった所。

     発音は「よろいばし」と濁りますが、表記は「よろいはし」になります、江戸っ子の粋ですね。
     フェンスの向こうに赤いラインがある建物は東京証券取引所。




  

     永代通りをかつての海の方へ進みます、茅場町。

     江戸城が築城された当時は一面に茅(カヤ)が生い茂る草原で、「茅場」と呼ばれていた。
     屋根葺の材料となるカヤで商いをする商人が住んでいた場所と伝えられている。
     今の茅場町駅周辺は、日本橋、兜町からも近く、証券会社や銀行が密集するエリアです。

     ちょっと後ろに当たる人形町は葦(ヨシ)が生い茂り葦原でしたね、変じて吉原に。

     ちなみに足立区辺り古くは”葦(アシ)立ち原”と言われていたそうで、
     葦立ちから足立へと変わっていったようです。




  

     前にも渡った霊岸橋。

     現在の中央区新川にあたる地域は、かつて霊岸島と称されていた。
     その名は、この地に霊厳寺があったことに由来する。
     霊厳寺は1624年に雄誉霊巌上人により開山されたが、明暦の大火により焼失、
     後に深川(現在の江東区白川)に移転した。




  

     すぐ後ろ、背中で日本橋川と合流する亀島川。

     海岸の湿地にあったここは干拓されて霊厳島となったが
     排水のためこの排水路が亀島川となって残された。
     海岸に干潮になると顔を出す”亀島”があったからとされる。

     さらにこの木立のあたりに水路があって新川と呼ばれていた。




  

     ここ新川には酒問屋が軒を連ねていた。

     すぐ目の前の海には大阪からの”下り酒”を積んだ大型船が押し寄せ、
     はしけに積み替えられた伏見の酒、灘の酒は日本橋川を通って
     江戸の中心に運ばれ江戸っ子の喉を潤した。




  

     やってきた永代橋は5車線の橋。

     永代橋はリバーシブルレーン(可逆車線)、中央線変移(中央車線変移)と称される橋です。
     交通量によって道路部分のセンターラインが変わる面白い橋、てか危ない橋。
     今は朝なので上り線右側が3車線、上の信号が3つ×ですね、
     夕方になって下りが多くなると×の信号は2つになって
     左側の下り車線が3車線になる。

     平日
     07:00~18:00  ○○×××
     18:00~21:00  ○○○××

     切り替え時はどうするの?、
     かなり危ない感じで下手したら正面衝突 !?。
     時間差で一度真ん中の車線をストップさせるのでしょうね、
     調べてみるとこんな道路は結構たくさんあるみたいです。


     次回最終回はこの辺りを散策、
     でも
     信じられないような恐ろしい怖い話も・・・。
                                                           6月26日 江戸の創世記を歩く
          


     七夕さまですね

  

     百花園には笹飾りがいっぱい、なにをお願いしたのかな?。

     どうも新暦での七夕さまは気分が出ませんね、
     梅雨の真っただ中なんだもんね。
     今日の東京の最高気温は36.7℃。朝からジリジリ、期待された夕立も無かった。

     やっぱりここは月遅れでしょう、
     8月になれば梅雨も明けて、まあ天の川は無理としても
     織姫、彦星くらいは見える、
     そのあと10日もすれば秋の気配が、、、気が早いかな?。

コメント (2)
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