実とタネの違いが分かりますか、
リンゴは実だけどクリはタネかな?。
調べるとイチジクは花であって実でもあると、
そんな頭の痛いモノがたくさん見られます。
サネカズラの"実"、漢字では「実葛(核葛とも)」やっぱり実ですね。
万葉集にたくさん見られます。
「核葛(さねかずら)のちも逢ふやと 夢のみに
祈誓(うけひ)わたりて年は経(へ)につつ」 万葉集 柿本人麻呂
話は戻りますが、
種は胚珠がかわってできたものであり、
実は子房やそのほかの花の部分がかわってできたものです、、、と。
いよいよ分からなくなってきたので次へ進みましょう。
ヌバタマ(射干玉)、ヒオウギのタネですね。
これも万葉集にたくさん見られます。
"ぬばたまの"は黒に関連のある
「夜・夕・髪」などにかかる、
枕詞(まくらことば)として用いられます。
「茜(あかね)さす 昼は物思(ものも)ひぬばたまの
夜はすがらに哭(ね)にみし泣かゆ」 万葉集
カラスウリ(烏瓜)。
これは実ですね、花はヘビウリと同じ真っ白いレースで出来ているよう。
ムラサキシキブ(紫式部)。
いつのころからか源氏物語の作者・紫式部を
連想させて「紫式部」となっていった、との説が。
クロガネモチ。
大きな見上げるような木に赤い実がいっぱい、
子供のころ鳥モチを作ったのはこの木だったんだろうか。
ピラカンサ、
複数形でピラカンサス。
単数と複数をしっかりと使い分けているようで、、、。
ノイバラ、
小さな赤い実がいっぱい、鳥たちが食べるのかな。
センニンソウ(仙人草)。
この羽毛状のものを仙人のヒゲに見立てた名前ですね。
クレマチスの仲間、
つる性なのでなんにでも絡みつく、
花の時期には巻き付かれた被害者は
真っ白い花に包まれ雪が降ったようになる。
花の季節が終わって実の季節になりました、
実なのかタネなのかはさておいて
その美しい姿を楽しみましょう。
data: EOS70D/EF70-200 1:2.8。 撮影 10月18日 向島百花園