河津桜が満開に近くなると
追いかけて大寒桜(オオカンザクラ)が咲いてきます。
汐入公園は隅田川河畔にあって日当たり良好、
野草も咲いてきて春を満喫できる公園です。
大寒桜は寒緋桜と大島桜の交雑種と言われ
寒桜より遅くソメイヨシノより早く咲いてきます。
埼玉県の植木の街、安行にあったことから安行寒桜とも。
撮影日時点でやっと咲き始めたころ、
今ごろは満開になっているのかも。
また行ってみなくちゃいけないね。
隅田川沿いにはいろいろな場所にたくさん植えられていて
それぞれのところで名所となっています、
そしてそのあとソメイヨシノへとバトンタッチされて
桜狂騒曲の幕が開いていきます。
日当たりがいい土手の斜面には春の野草がいっぱい。
踏まないように気をつけているけどこれだけ多いとね
つい踏んじゃったりして「あ、ごめん」。
オオイヌノフグリもそこらじゅうに、
もう歩くところがないよ~。
ぺんぺん草、本名は「ナズナ」といって春の七草の一つです。
葉の形が三角形で三味線のバチに似ている、
三味線はペンペンと叩くのでぺんぺん草と。
荒れ果てた地でも育つ強健な草、そんな丈夫な草でも
「あいつが通ったあとはぺんぺん草も生えない」と
何も残らないことを例えた揶揄も有名ですね。
春のうららの隅田川・・・
と言いたいけど作業船ではね、ここは一つ遊覧船が欲しかった。
でもご時世で遊覧船は無理、これで何とか春のうららを感じてください。
咲きだした大寒桜の下を親子で散歩、
枯草の斜面は滑るから気をつけてね。
作業中のおじさんのところにに知り合いなのかなおばちゃんが、
話し込んでいる二人にボクも仲間に入れてよとワンコがじゃれつく。
なんとも春らしいのんびりした光景も見られました。
ここは隅田川が大きく湾曲し大工さんが使うカネ(曲り尺)のようだと
"カネが淵"との地名になっています。(他にも鐘が淵との説も)
その土手にいろいろな桜がずらっと植えられていて
これから先しばらくはたくさんの桜が楽しめます。
data: EOS70D/EF70-200 1:2.8 。 撮影 2月19日 荒川区・汐入公園