昨夜(07年4月17日)長崎市の伊藤一長市長が拳銃で撃たれました。
現行犯で逮捕されたのは長崎市在住の指定暴力団山口組系水心会会長代行とのことです。
撃った理由は、いろいろな情報があり、まだよくわかりません。
法律で暴力が禁止されているのに暴力団を政府が指定暴力団として公認している日本の社会制度は不可解です。
否定すると暴力団が地下組織になり、犯罪捜査がむずかしくなるので、公認して具体的に犯罪を犯したら犯罪者を逮捕するという考えをとっているのでしょうか。
あの人は暴力団員とわかった方が普通の人は警戒しやすいということでしょうか。
非常に恐ろしい存在で政府も手を出せないということでしょうか。
それとも暴力団は政治的存在価値があると政府は考えているのでしょうか。
普通の会社であれば社員が組織的犯罪を犯すと会社の存在すら否定され、会社解散に至ることがあります。
ところが暴力団団員の組織的犯罪は個人的犯罪として処理され、暴力団の否定になかなかなりません。
町に暴力団事務所などができると町に不安が走り、暴力団事務所反対の運動が始まります。
普通の人々は反撃されないかと不安をいだきながら反対運動をやります。
暴力団指定制度は「美しい国、日本」に反した社会制度ではないでしょうか。
政府が、あれは暴力団と指定したぐらいでは暴力を受ける不安は人々から消えないと思います。
家庭内暴力、学校内暴力、強者による社会的暴力、国権に基づく政府の暴力、・・・。
現代は政府も人々も暴力を振るいやすくなっています。
日本を美しい国にするにはその根本原因を探った方がいいようです。
人の心の中に潜む暴力肯定の精神を問題にした方がいいと思います。
政府は政府自身の暴力に対する甘さを問題にした方がいいと思います。