航空自衛隊小松基地(石川県小松市)の周辺住民1576人が国を相手取り、自衛隊機とアメリカ軍用機の早朝と夜間の飛行差し止めと、騒音被害に対する損害賠償などを求めた「第3、4次小松基地騒音訴訟」の控訴審判決が4月16日名古屋高裁金沢支部でありました。
裁判所は騒音被害を認め約12億円の損害賠償を国に命じましたが、自衛隊機とアメリカ軍用機の飛行差し止めは認めませんでした。
つまり町の住環境は全然改善されません。
冷戦時代は中国やソ連が武力をもって共産主義を広げる恐れがありました。
国内にも呼応する過激組織がありましたから人々の不安は大きかったと思います。
しかしソ連は崩壊し、その後誕生したロシアなどは自由主義国と交流するようになりました。
中国も、共産党一党独裁が続いていますが、自由主義国と武力で争うことをやめ、やはり自由主義国と交流を進めています。
日本政府は朝鮮(北朝鮮)政府の脅威を強調しますが、朝鮮政府は自分が滅ぼされることを恐れているだけだと思います。
過剰制裁で怒らせないかぎり別に脅威ではないと思います。
過去の犯罪は、朝鮮政府も日本政府もどちらも反省すべきです。
朝鮮政府は中国政府に見習って自由主義国と交流したいと言っていますから用心しつつも真に受けて交流した方がいいと思います。
したがって現代はかつての冷戦はないと思います。
戦争の恐れがあるから基地周辺の騒音公害は我慢せよというのは現代では説得力がないと思います。
日本政府の外交努力不足の結果苦しみ続けている周辺住民に深く同情します。