ゲートボール(GB)日記

まちなかの公園でGBを楽しんでいます。GBは老若男女一緒に楽しめる数少ないスポーツの一つです。まちびと

民主的運営を面倒くさがる雰囲気

2007年06月18日 | Weblog

6月16日山の木の育苗作業のため奥多摩に行ってきました。
奥多摩駅周辺の町は美しくありませんが、周りの山の美しさに救われています。

私が住んでいる町では建築協定がうまく作動せず、住宅密集地化が起こり始めているので、昨年町内会の中に地域まちづくり組織を新たにつくり、建築協定に変わる方法の検討を開始しました。
これはいい方向と思ったのですが、今度は町内会がうまく作動していないようです。
町内会組織と言いながら、委員の選考が住人の知らないところで行われ、さらには住人への組織からの報告が皆無に近い状態であったため、ほとんどの住人が組織とその活動について何も知らない状態が続いています。

最近になって初めて報告書第1号が配布されました。
読んでみましたら委員長名と委員の人数は書いてありましたが委員の名前は書いてありませんでした。
ところが、組織は住人のものである、住人は組織に協力する、具体的な活動は委員が行うと書いてありました。

組織は住人のものである、住人は協力すると言うならどうして住人が納得する方法で委員の選考を行い、委員が住人の代表であることがわかるようにしなかったのでしょう。
具体的な活動は委員が行う、住人は委員に協力する、つまり従えという形になっています。
この組織は住人から乖離しており、建築協定運営委員会と同様、うまく作動しないと思います。

うわさでは建築協定運営委員会の委員が組織の中心を構成しているそうです。
これまで町内会を軽視し町内会とは独立の立場をとってきた非民主的な建築協定運営委員会の委員が今度は町内会の中で独走しているようなものです。
このような組織作りを容認した町内会役員会は最初の一歩で失敗したと言えるでしょう。

根本的問題は、民主的に運営するという慣習が町内会にできていないことにあります。
町内会活動に参加するのは面倒、町内会の運営は役員会に任せるという住人の希薄な町意識が原因で、役員も役員の仕事を面倒くさがり、誰かやりたい人に任せるといういい加減な姿勢です。
住人も役員も納得して任せている訳ではありませんから実は任された人に協力しません。

町は日本の縮図という感じがします。