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都市部で丘のすぐ上も斜面もすぐ下も住宅でおおわれつつあることは土地活用の方法として間違っていると思います。
土地所有者の金銭欲につけいり仕掛けているのは住宅会社であり、不動産会社であり、金融機関であり、投資家です。
彼らは儲けることができればそれでいいと考えています。
そこにできた町が、積み木をぶちまけたような雑然とした町でも気にしません。
住みにくい町となり、長期的には不動産の価値が下がってしまうかもしれませんが、そんなことはお構いなしです。
地震や火事で大きな被害がでるかもしれませんが知らん顔です。
中央政府も地方政府も、彼らの行動を放置しています。
住みやすい町をつくっても税金が増えないからでしょう。
貪欲な人が動けば動くほど税収が増えることを歓迎しているのでしょう。
経済主義の人は、声を大にして、もっとお金を動かせ、空き地を有効活用せよと叫び続けています。
節約だ、環境保全だと言っていたらどんどん不景気になり、政治も経営も生活もむずかしくなると言い続けます。
未来のために節約をするとか環境保全をするという考えを持っていません。
バブル崩壊後十数年にわたって不景気に苦しんできた私達はお金に飢えている感じがします。
そこに目をつけ利益主義の会社は言葉巧みに誘惑します。
お金に飢えている人は安易に金儲けのお話しに飛びつく傾向があります。
景気の波は到底個人がどうこうできるものではありません。
しかし、人はどうであれ、自分はちょっと冷静になって未来のことを考えることができます。
そのような個人が増えれば景気の波をもうちょっと穏やかなものにすることは可能と思います。