子供の頃、正月、父が和凧をつくってくれました。
それが忘れられず、私は昔は子に和凧をつくりました。
そして今は孫につくっています。
正月2日、3番目の孫と近くの公園に行きました。
今時は凧ははやっていないのでしょうか。
正月というのに公園の広場では誰も凧をあげていませんでした。
凧揚げにちょうどいい北風が吹いていて小さな孫も容易に凧をあげることができました。
孫は糸を伝わってくる風の力を手に感じながら凧揚げを楽しんでいました。
子供の正月遊びは時代と共に変わっています。
家の中でディスプレイの映像を見ながらゲームのようなものを楽しむことが多くなっているかもしれません。
私はゲーム慣れしていませんから神経が疲れるだけで到底映像の世界に入れません。
ディスプレイの映像世界に入り慣れた若い人達はこれからどのような社会をつくっていくでしょうか。
自然、美しい町、美しい庭や家に対する関心が薄れ、マンションという名の集合住宅が増え、その部屋の中に大きなディスプレイがあってディスプレイが三次元世界をつくり、人々は、目と耳と指と神経だけが激しく動くようなことになるのでしょうか。