知人がオバマアメリカ大統領の2012 State of the Union Address (2012.1.24)をべたぼめするのでインターネットでWhite Houseにアクセスし聞いてみました。
選挙運動のような演説をやっていました。
誰でもアメリカ大統領になると悪い方向に人が変わると思いました。
演説は上手だと思いました。
彼は政治俳優だと思いました。
一般にアメリカの政治家は政治家の格好をつけるのが上手です。
アメリカの政治家は国民に見られていることを意識しています。
たとえば演説でオバマ氏がアメリカは1番といった類のことを言うと与党の政治家も野党の政治家もみんな立ち上がって拍手します。
反対の場合は座ったままでやじりません。
つまり上品に振舞っている政治俳優です。
ところが日本の政治家となると下品丸出しです。
野田佳彦総理が演説すると自民党などの野党政治家はやじり続けてうるさくてしょうがありません。
国民が見ていることを全然意識しません。
しかしアメリカの政治家と日本の政治家を比較すると、アメリカの政治家の方が性質(たち)が悪いと思います。
アメリカは、1%が金持ち、99%が貧乏人とか、1%がアメリカを支配し、99%が支配されていると言われています。
これはアメリカの問題の本質をよくついています。
アメリカの政治家はアメリカは自由と民主主義の国であるといいことを言って世界を騙し、99%の国民を騙し、自分は1%に身を置いています。
オバマ氏もその一人と思います。
一方、日本の政治家は、1%になりたがっていることはアメリカの政治家と同じですが、あまりにも下品ですので人々を騙すことができません。
要するに日本の政治家は政治俳優ではありません。
しかし政治を演じることが下手のおかげで人々は騙されませんから幸せと思っていいと思います。
日本の政治家が政治俳優だったら、騙されて人々は99%貧乏人になり支配されるだけでしょう。
ところで本当に日本の人々は政府に騙されていないでしょうか。
原発は安全というのはうそでした。
消費税率を上げると社会保障がよくなるというのは本当でしょうか。
私は貧乏人が増えると予測します。
少なくとも私は99%の仲間入りです。
政府がやるべきことは、
1. 事業の自由化を進め、事業と仕事を増やす
2. 政府を合理化し、歳出を1/4ぐらい減らす
3. 所得税や資産税の累進性を上げるなど富裕層に納税の協力をお願いし、税収を歳出の1/4ぐらい増やす
4. 失業保険、医療保険、年金保険の掛け金は税金性ですので税に組み入れ富裕層にはより多く納めてもらう
5. 消費税は消費を減らしてもいいもの・サービスにかける
と思います。
政府はIMF(国際通貨基金)の言いなりになっていますが、IMFは政府の大赤字を心配して消費税率を大幅に上げよと言っているだけで、日本の人々が貧乏になることなど全然気にしていないことを日本の人々は知るべきです。