ゲートボール(GB)日記

まちなかの公園でGBを楽しんでいます。GBは老若男女一緒に楽しめる数少ないスポーツの一つです。まちびと

大規模宅地造成地のお祭り

2012年01月19日 | Weblog


私は頼まれて毎年町のお祭りの準備作業をお手伝いしています。
しかし作業のお手伝いをするだけで企画の実体はほとんど知りませんでした。
町内会の組織図を見ますとお祭り実行委員会があるので、ちゃんと委員がいて長期的に企画をしていると思っていました。

ところが昨年は準備段階で委員会事務局担当から委員になってほしいと頼まれました。
そこで委員会に出席するようになりましたが、すでに企画はできており、ただ準備作業を分担するだけでした。
作業者がほしかっただけなら何も委員にすることはなかったのにと思いました。
委員にしないと作業に協力してもらえないと思ったのでしょう。

最近道で事務局担当に会ったので今年の計画はどうなっているかと聞くと、4月になると新町内会長がこれまでお祭りを担当してきたボランティアグループ(目的はお祭りではない)にお祭りの企画実行を依頼してくるのでこのボランティアグループがメンバーの中から委員を選んで委員会を編制し、企画するとのことでした。
つまり委員会は常設ではなく、毎年新しく編制されることがわかりました。
準備作業者も主にこのボランティアグループが出していたようです。

しかしこのボランティアグループの高齢化が進み、特に一昨年から準備作業の人手が足りなくなったようです。
今年もこのボランティアグループが引き受けるようですが、委員や準備作業者をグループ外から集めないとお祭りを実行できないそうです。

地方の歴史のある町ではお祭り実行委員会(組織)がしっかりしていて町中の人が総動員でお祭りを準備し楽しみます。
しかし私の町は都市部の大規模宅地造成地の新しい町で、神社がある訳ではなく、盆踊りがいいだろうということで公園の広場で夏盆踊りをやっています。
しかしなかなか町中の人が総動員でお祭りを楽しむという雰囲気になっていません。
やっと盆踊りをやっているという状態です。

私の町の問題点はお祭りボランティアグループがなく、お祭り以外の目的のボランティアグループが依頼されてお祭りを企画実行していることです。
そのため毎年お祭りの前になると誰が委員会の委員長になるかから事が始まりますから準備は大変です。

実は日本人はお祭り好きです。
しかし町内会がお祭りから逃げ腰ですとお祭り好きをうまく組織化できないと思います。
お祭りが目的ではないボランティアグループにお祭りの企画実行を依頼するのは安易です。
結局町内会はボランティアグループが編制した委員会に仕事を指示されることになります。
外に依頼したはずの仕事が町内会に戻って来る訳です。

町内会はお祭りボランティアをグループに編制することが大事です。
お祭り実行委員会をお祭りボランティアグループにし、町内会がお祭り実行委員会をねぎらって感謝するようになるとお祭りは元気になると思います。