原発再稼動は大問題です。
放射性物質を増やします。
現在、放射性物質の管理が非常にずさんで、放射性物質が生活・生産環境を汚染します。
永久安全管理しようすれば無限大のコストがかかります。
管理従事者は被曝の恐れがあり、仕事は非人間的です。
そこで無人管理技術を開発しなければなりません。
開発は非常にむずかしいと思います。
無人で本当に安全管理できるか心配です。
現在放射性物質の管理がずさんである証拠を次に列挙します。
東京電力福島第一原発(事故原発)から漏れた放射性物質により生じた汚染土を除去したと言いますが、汚染土を入れた袋(フレコン)は、生活・生産圏内に野積みされたままです。
袋が破れ、汚染土は再び生活・生産圏を汚染します。
汚染された森林、湖沼、河川、海底の除染は手付かずで、危険あるいは不安のままです。
事故原発をいまだに密閉系に入れることができず、放射性物質が漏れ続けています。
事故原発は半破壊の状態で、大地震が来ると前より大規模な放射能漏洩・汚染がおこると予測されています。
事故原発の炉、圧力容器、建屋の下部に大量の放射性物質汚染水がたまり、その除染を続けているが、除染技術がいい加減で、除染後の水が廃棄不可能な放射性物質を含み、タンクに保管しているが、いまだに除染技術が不完全で保管汚染水は増える一方です。
困ってしまった東京電力はきれいな水で希釈して廃棄可能な濃度まで下げ廃棄することを考えたが、この方法は、廃棄不可能な汚染水をそのまま廃棄することと同じで、漁業者などから厳しい批判を受け、今は廃棄可能になるまで除染すると言っています。
つまり、汚染水保管タンクは増え続けます。
タンクの腐食で汚染水が漏れ出る恐れが大きいと思います。
保管されている放射性廃棄物の処理処分ができていません。
永久安全保管施設もありません。
原子力施設は危険あるいは不安な状態で保管を続けています。
放射性物質漏洩の恐れと、管理従事者に被曝の恐れがあります。
原発の稼動をやめ、政府も、原発保有電力会社も全力で放射性物質の安全管理に取り組むべきです。
原発稼動をやめると、原発は収益を生まない、お金を食うだけの施設になります。
電力会社は原発部門以外の施設を売却し、お金をつくり、そのお金で原発の処理処分をやるべきです。
電力会社が破綻したら政府が代わりにやるべきです。
国民が負担することになりますが、政府の罪は国民の罪です。
電力会社が電力事業をやりながら原発の処理処分をやるとお金不十分で放射性物質の管理がいい加減になります。
現在の政府、原発保有電力会社、原子力関係者、さらには多くの人々に放射性物質の危険性に関する認識がないことは非常に危険なことです。