ゲートボール(GB)日記

まちなかの公園でGBを楽しんでいます。GBは老若男女一緒に楽しめる数少ないスポーツの一つです。まちびと

個人で消費税を帳簿につけ管理している人はいるか

2021年03月29日 | Weblog
結構日本には個人事業家・仕事人が多いと思いますが、消費税をしっかり管理している人はいるでしょうか。買うと消費税を払います。売ると消費税をもらいます。面倒くさいので消費税込みの収入支出をそのまま収入支出として帳簿につけているのではないでしょうか。税務署はこのような扱いになった消費税を管理することは不可能です。経理担当がいてきちんと管理している会社は消費税管理ができるが、個人には面倒なことです。

4月1日から商品の価格表示が消費税込みになります。買った人は消費税を払ったという意識がありません。総額が商品価格と思い、納税した意識などありません。売った人は税務署に納めるべき消費税を預かった意識などありません。総額が収入と思います。ますます個人事業家・仕事人は消費税のことを考えません。

消費税は消費はいけないと訴える効果を持っています。商品価格が10万円で支払いは11万円と聞くと、えっ、1万円も税金をとられるのかと思って買い控える効果があります。納税嫌いには特に節約効果を発揮します。価格が総額表示になると11万円が高いか安いかと考えることになり、税のことを考えることはありません。売る側も税のことを考えず、11万円で売れるかと考えます。4月1日以降しばらくの間は消費者は10%の値上げがあったと思い、節約志向を強めるでしょう。

消費税のせいで生きるのに必要なものまで買わない、度のすぎた節約行動になっている場合が貧困層拡大中の日本ではおきているのではないかと心配です。いくら金持ちが大金持ちになっても払う消費税は知れています。大半の貧乏人が節約すれば消費税の税収は増えません。その上、個人業は消費税意識がないとなると消費税の税収はそれほど伸びないということになります。

日本では消費税重視の税制が、経済低迷の原因になっており、貧困層拡大の原因になっているのではないかと心配しています。