はりさんの旅日記

気分は芭蕉か司馬遼太郎。時々、宮本常一。まあぼちぼちいこか。
     

えべっさん、たのんまっせ!

2018-01-12 19:05:55 | 大阪のまちをぶらり
今宮戎神社の十日戎に行って来ました。行ったのは11日ですが、11日は「残り福」と言われています。私の家は商売はしていないので、福笹ももらったことがありませんが、えべっさんの雰囲気が好きで毎年どこかの戎神社にお詣りしています。
まずはお詣りをします。人の多い時は賽銭箱まで近寄れないので、皆さん遠くから投げ込んでいます。今宮戎は三日間で100万人のお詣りがあるそうです。


「商売繁盛で笹持って来い!」と境内は賑やかな囃子言葉が流れています。笹に色々と吉兆をつけてもらうのが十日戎のお詣りの約束事です。昔は自分で笹を持って行ったそうで、こんな掛け声が残っています。今宮戎では無料で福笹がいただけます。


しかし、笹だけを持って帰っても何にもなりません。


ここからが大事です。ずらりと並んだ福娘に吉兆をつけてもらいます。


福娘はべっぴんさん揃いでした。福娘に選ばれるのは狭き門らしいです。


吉兆はもちろん有料です。銭袋・鯛・打出の小槌・小判・米俵・その他いろいろとあります。


けっこう高いようですが、皆さんたくさんの吉兆をつけてもらっていました。


たくさんの福が来るといいですね。


今宮戎では最後が大切なんです。本堂の裏にある「銅鑼」を叩いて念押しをするのです。なにしろ。えべっさんは耳が遠いらしいので‥。ほんまかいな。
でも、景気が良くなるように、えべっさん、たのんまっせ!


お宮を出ると、ずらりと並んだ屋台でも縁起物が売られていました。


今回は、11日の午前中に行ったのでそれほどの混雑はありませんでしたが、9日夜の宵えびすや10日の本えびすは大変な人出だったそうです。

※訪問日 1月11日