Th Japan Timse Jan 11 の記事に
Billing Catch-22 traps patients(副題 Public insurance stops if they get noncovered therapy)と題した記事がありました。Catch-22は元々は第二次世界大戦中の出来事を扱ったジョセフ・ケラーの小説の題名ですが、主人公が軍規22項(狂気に陥った者は自ら請願すれば除隊できる。ただし、自分の狂気を意識できるのであれば狂気に陥ってはいない)で悩む問題からCatch-22なる言葉は板ばさみ状態やジレンマに陥った場合などを示す一般用語になりました。(詳しくはWikipedia等Web上に解説があります)もちろん普通の辞書にもCatch-22の意味は載っています。例えばMerriam-Websterを見ると:
1: a problematic situation for which the only solution is denied by a circumstance inherent in the problem or by a rule ; also : the circumstance or rule that denies a solution
2 a: an illogical, unreasonable, or senseless situation
b: a measure or policy whose effect is the opposite of what was intended
c: a situation presenting two equally undesirable alternatives
3: a hidden difficulty or means of entrapment : catch
の説明が出ています。
ニュージャージーに住んでいた頃家の近くに幹線道路(多分州道)のルート22が通っていました。その道路沿いにCatch-22と言うシーフードレストランを見つけた時にはその名付け方に非常に関心しました。何故なら、米国人にとっては一般的な上記で触れたCatch-22の意味とルート22を掛けただけではなく、シーフードレストランで必ずと言って良いほど目にする文句、Today's Catch(今日お薦めの魚)も惹起させるからです。