ついに84歳の誕生日を迎えた。戦中派としてはここまで生きるとは思わなかったから、何と言っても有り難い。しかも元気でまた現役の開業医として。
誕生日がくると、いつもこの寒いときに私を産んでくださった母にしみじみと感謝する。平均寿命をとうに超えて、さてこの先いつまで生きられるか分からないが、健康に留意して少しでも世の中の役に立ちたいものだと思う。
戦死した友の分まで生きたい。妻が亡くなって今年の誕生日は、ひとりでひっそりと祝っ
た。いつまでも明日に夢を託して燃えて生きたい。
志布志市 小村豊一郎(84) 2010/3/1 毎日新聞鹿児島版掲載
誕生日がくると、いつもこの寒いときに私を産んでくださった母にしみじみと感謝する。平均寿命をとうに超えて、さてこの先いつまで生きられるか分からないが、健康に留意して少しでも世の中の役に立ちたいものだと思う。
戦死した友の分まで生きたい。妻が亡くなって今年の誕生日は、ひとりでひっそりと祝っ
た。いつまでも明日に夢を託して燃えて生きたい。
志布志市 小村豊一郎(84) 2010/3/1 毎日新聞鹿児島版掲載