はがき随筆・鹿児島

はがき随筆ブログにようこそ!毎日新聞西部本社の各地方版に毎朝掲載される
「はがき随筆」は252文字のミニエッセイです。

キジバトが…

2011-07-19 21:19:42 | アカショウビンのつぶやき


 かつては台風銀座と言われた、鹿児島県ですが、ここ数年上陸の記憶はありません。
夫が亡くなって16年になりますが、大きな台風は一度も来てないのです。夫が亡くなる2年前には、我が家の瓦が飛んで、ご近所の窓を突き破る…と言う大変な事件もあったのですが。
一人暮らしで弱虫の私を夫が守ってくれてるような気がします。

しかし、北上中の台風6号は四国方面に危険な大量の雨を降らせているようで心配です。
ゲリラ豪雨の大きな被害が出ませんようにと祈るばかりです。

ついこの前、気が付いたのですが、我が家のキウイ棚にキジバトが営巣しています。
深夜、短い時間でしたが、台風接近の強風に見舞われました。
見たところ、あまり上手とは言えない雑な作りの巣なので、一晩中心配でした。風が収まってから見に行くと、案の定、巣材の小枝が少々垂れ下がっています。下から見ても姿が見ません、やっぱりダメだったかなあと胸が痛みました。

昼前、窓から目を凝らして見ると、居ました、いました!
キョトンとした目にバッチリ見られてしまいました。

強い風と降り続く雨の中、ひたすら卵を暖め続けて居たようです。壊れかかった巣を修理する様子もなく、時々低い声で「ウウーッ、ウウーッ」とうなるような声で鳴きます。

カーテンを開ける時もそっとそっと…庭仕事をする時も大きな音を立てないように、細心の注意をはらい見守っています。

無事に雛が生まれますようにと祈りつつ…。

キジバトとが怖がるかもと心配でカメラを向けることができません。写真はフォトライブラリから、ダウンロードしました。

by アカショウビン