雨天のため延期になった花火大会が、9月14日午後8時に開始された。火薬の玉を打ち上げると、その音が地面に響き、急に闇空が明るくなり、色彩豊かな大輪の花が咲く。
人々は猛暑の夏や豪雨の災害を忘れ、
歓喜の一時を満喫する。
一方、花火師の作業は真剣で、責任重大と思う。でも終了した後の安心感は格別だろう。
やがて煙が消え、辺り一面の静寂。
そしてフィナーレ。
その余韻冷めやらぬ思いは、これからの原動力となり、活力と勇気が湧いてくる。
それは、今年を無事に過ごせる心の糧となるでしょう。
肝付町 鳥取部京子 2014/10/12 毎日新聞鹿児島版掲載