去る2月、私の随筆「笑顔で挨拶」が掲載に。初投稿より12年目で次の題材に悩んでいたので大変うれしかった。向上心が湧き、自作の絵画に切り張り、数十枚コピーした。誰より先に一読願うのは教職上がりのT先生。文章の達人で御年96歳。夫の妹さん仲介役で即届く。妹さんは私と同年齢で心も通じ、生き方上手の努力家ゆえ先生と直接面会したいが、やはり出過ぎることに遠慮がち。すると打てば響く鐘のように即、情熱ある感想文のお手紙が。81歳の私、複雑な思いの多い中、人生の先輩として尊敬し見習いながら、終着駅へと前進、さあ今日も出発。
鹿児島県肝付町 鳥取部京子(81) 2021/4/15 毎日新聞鹿児島版掲載