最高齢の水泳記録保持者であり、100歳を超えてなおご活躍された女性が1月に亡くなられた。私は42歳で泳ぎを覚え、紆余曲折を経て今年からまた、泳ぎ始めた。クロールで1㌔を目指すも、彼女には到底及ばない。この先輩の偉業に勇気を頂き、心強くもあり励みになっている。
この先、いつまで泳げるのやら。年齢が邪魔して体力と気力のせめぎあいは続く。家に籠るよりストレス発散になっているのは間違いない。プールの帰りは足取りも軽く気分爽快。春風をまとい坂道を歩きながら重いリュックも軽く感じた。
鹿児島県鹿屋市 中鶴裕子(71) 2021/4/11 毎日新聞鹿児島版掲載