2月ごろ、百歳体操の後の映画に見入っていたら、世話人のKさんが突如、「ほい」と缶コーヒーを差し出された。その機敏な行動に驚いた。日ごろ、自動販売機にも無縁な私には到底思いの及ばないその優しさにじむ気配りに感服した。
若輩の時分、当時は東京出張は列車で一泊するのんびり旅だったが、上司に付き添って上京したときのことだ、話題も途切れ、いつの間に調達されたのか上司にコーヒーをごちそうになったことがあった。その時も気配りのなさを恥じたものだ。
宮崎市 日高達男(78) 2020/4/25 毎日新聞鹿児島版掲載
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