はがき随筆・鹿児島

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混迷のオリンピック

2019-10-25 16:55:51 | はがき随筆
 かつてオリンピックはアマチュアリズムの権化だったが、いつの頃からかプロ参入が認められ商業主義が入り込んできた。
 8月開催を前提としたオリンピックは、酷暑の東京に不向きなことは分かっていた。今になってマラソンと競歩を北海道でと提案されても出発点から間違っていたのだと思う。
 先の東京オリンピックは秋に行われた。「世界中の青空を全部東京に持ってきてしまったような秋日和」とアナウンスされた開会式。その10月10日は体育の日として語り継がれてきた。
 アスリートファーストの精神に立ち返ることを望んでいる。
 熊本市北区 西洋史(70) 2019/10/23 毎日新聞鹿児島版掲載

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