2016年5月 2日 (月)
岩国市 会 員 片山清勝
大きな災害が発生すると、大勢の人が避難生活を余儀なくされる。避難直後の必要な物としては水の要望が強い。いずれは救援物資として届くけれど、食料とは違った緊急性を要する。
水道が普及する前は、井戸や手押しポンプなど地下水を生活用水に使っていた。都市化が進むにつれ、こうした方式は地方でも見掛けなくなっている。
しかし、その手軽さはよく知られていると思う。そこで、避難所に指定される公共施設などに、手押しポンプを設置してはどうだろうか。
以前使われた井戸やポンプの所在を探れば、水脈は見つかるのではなかろうか。
ただ、設置すれば水質管理という新たな業務が必要になるが、万が一の場合の人命には代えられない。
飲料に適さなくても、トイレ用水や清掃に使用すれば、避難所の衛生面の確保に役立つ。
手押しポンプは、誰でも訓練なしで扱え、避難所での一助になると思う。
(2016.05.02 中国新聞「広場」掲載)岩国エッセイサロンより転載
つたない内容ですが域外の方に読んでいただけることを幸いに思います。
川沿いの菜園では何台か見かける手押しポンプですが、街中では見れなくなりました。
暑さの季節になります。どうぞご自愛ください。
ようこそ。
熊本地震、被災者の悲鳴、水がない!
本当に大変だろうと思いました。
井戸やポンプの有難さを痛感します。
でも、私の周りでは何処にもないですねぇ。