2013年2月20日 (水)
岩国市 会 員 森重 和枝
姑が97歳の誕生日を迎え、自宅でお祝いをすることにした。11年前に脳梗塞で倒れてから車椅子生活となり、耳も遠くなった姑は、1年前から自宅を離れ、近くの老人保健施設で暮らしている。家族皆で姑を元気づけたくて、施設から一時帰宅の許可をもらった。
せっかくなら盛大にやろうと、近所の菓子店で生クリームたっぷりのホールケーキを特注した。ケーキの上にはイチゴをたくさん載せ、「祝九十七歳」のメッセージを添えた板チョコもあしらってもらった。
そして当日。帰宅した姑はケーキを見て大はしゃぎ。「百に近いのう」と笑顔で、切り分けられたケーキを□いっぱいにほおぱり「おいしい」を連発した。
こんなに喜んでもらえるなんて、誕生会を開いて本当によかった。来年はもっと大きなケーキにしたい。
(2013.02.20 朝日新聞「私の日記から」掲載)岩国エッセイサロンより転載
岩国市 会 員 森重 和枝
姑が97歳の誕生日を迎え、自宅でお祝いをすることにした。11年前に脳梗塞で倒れてから車椅子生活となり、耳も遠くなった姑は、1年前から自宅を離れ、近くの老人保健施設で暮らしている。家族皆で姑を元気づけたくて、施設から一時帰宅の許可をもらった。
せっかくなら盛大にやろうと、近所の菓子店で生クリームたっぷりのホールケーキを特注した。ケーキの上にはイチゴをたくさん載せ、「祝九十七歳」のメッセージを添えた板チョコもあしらってもらった。
そして当日。帰宅した姑はケーキを見て大はしゃぎ。「百に近いのう」と笑顔で、切り分けられたケーキを□いっぱいにほおぱり「おいしい」を連発した。
こんなに喜んでもらえるなんて、誕生会を開いて本当によかった。来年はもっと大きなケーキにしたい。
(2013.02.20 朝日新聞「私の日記から」掲載)岩国エッセイサロンより転載
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