2011年11月11日 (金)
岩国市 会 員 中村 美奈恵
友人が、オー ストラリア在住の絵本作家、森本順子さんの「わたしのヒロシマ」という絵本を贈ってくれた。
1932年に広島で生まれた森本さんが、自らの体験を描いたものだ。
本は幼い彼女の日常から始まる。美しい自然に囲まれた広島。穏やかなタッチが気持ちを和ませる。だが、絵は一変した。1945年8月6日の出来事を境に。
もがき苦しむ人々、燃え広がる炎。描かれた惨状が先日聞いた被爆体験と重なり、涙が止まらなくなった。
10月中旬、息子の小学校で被爆者たちが体験を語った。被爆し大けがを負ったこと、救助活動で見た悲惨な光景。じっと耳を傾ける子どもたちに静かに語り掛けた。
森本さんの願いのこもった絵本は英文でも書いてある。世界中の多くの人たちに読んでほしい。
私は自分にできることで平和の大切さを伝えていきたい、と思った。
(2011.11.11 中国新聞「広場」掲載)岩國エッセイサロンより転載
平和のエッセーはなかなか難しいですがこれからも書いていきたいです。
「わたしのヒロシマ」私も読みたいです。
図書館で探してみましょう。
「平和」を実現するための大切な活動を、いつまでも続けて下さいね。