2011年5月26日 (木)
岩国市 会 員 山本 一
「珍しい人よ、電話を替わるね」。行きつけのスタンドのママさんからだ。暗に「出てこい」というサイン。現役時代の仲間たちとのあうんの呼吸である。
今回は30代のころに一緒に仕事をした8歳年下のNさんからだ。話をしていたら、途端に飛んで行きたくなった。が、ぐっと我慢する。「行けないけど、僕のボトルを飲んで」と□まで出かかったが、これも思いとどまる。退職後、7年がたち、年金生活にやっと順応してきた。でも、心の中を一抹の寂しさがよぎる。まだ駄目だ。往生際の悪い我が身に言い聞かせる。「ええ格好よさらば」
(2011.05.26 毎日新聞「はがき随筆」掲載) 岩國エッセイサロンより転載
岩国市 会 員 山本 一
「珍しい人よ、電話を替わるね」。行きつけのスタンドのママさんからだ。暗に「出てこい」というサイン。現役時代の仲間たちとのあうんの呼吸である。
今回は30代のころに一緒に仕事をした8歳年下のNさんからだ。話をしていたら、途端に飛んで行きたくなった。が、ぐっと我慢する。「行けないけど、僕のボトルを飲んで」と□まで出かかったが、これも思いとどまる。退職後、7年がたち、年金生活にやっと順応してきた。でも、心の中を一抹の寂しさがよぎる。まだ駄目だ。往生際の悪い我が身に言い聞かせる。「ええ格好よさらば」
(2011.05.26 毎日新聞「はがき随筆」掲載) 岩國エッセイサロンより転載
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