はがき随筆・鹿児島

はがき随筆ブログにようこそ!毎日新聞西部本社の各地方版に毎朝掲載される
「はがき随筆」は252文字のミニエッセイです。

新聞 日常に欠かせず

2018-04-11 21:44:47 | 岩国エッセイサロンより
2018年4月11日 (水)
   岩国市   会 員   片山清勝

 新生活が始まる時期に合わせて「春の新聞週間」が始まった。
 私が新聞を読み始めたのは1949年、小学3年だった。戦後の混乱は収まってはいなかった。そんな頃に「新聞を読んで感じたこと」を発表する時間があった。今のNIE(教育に新聞を)の先駆けかもしれない。
 それから69年、新聞は日々の生活から切り離せず 「速報は放送、詳細は新聞から」と配達を待つ。家族の一員と同じような存在になっている。
 このところ「確認したが、ない」などとした公文書の存在が明らかになり、改ざんや隠蔽など、政府や行政の姿勢が問題になっている。この問題でも放送は聞き流して未消化で終わる。その点、新聞は納得できるまで読み返せる。解説はより深く理解させる。
 紙面にはさまざまな情報がある。全てが気に入るものではないが、そこから自分とは異なる考えを知り、思いやりも生まれる。広場欄はそんな集約面の一つと思う。
       (2018.04.11 中国新聞「広場」掲載)

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2 コメント

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Unknown (アカショウビン)
2018-04-16 21:16:51
コメント有難うございます。
何かと気ぜわしく、最近は新聞も斜め読み…。
病院の待ち時間だけは、持ち込んだ新聞を隅から隅まで読めるのですが…。
夏が来たり冬に戻ったり、気温差が大きいこの頃です。
お体に気をつけて!
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新聞のこと (tatu_no_ko)
2018-04-12 08:36:25
いつも転載有り難うございます。
5時過ぎに朝刊を取りに出るのがその日の初仕事です。
ゆっくりリ新聞を読めるのは至福の一つ、そんな気がします。
それでも霞が関のもたもたが気になります。
緑のさわやかな季節、ひと時でしょうが気持ち良い季節を楽しみたいと思います。
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