2014年11月27日 (木)
岩国市 会 員 上田 孝
山口と広島の県境を流れる小瀬川を遡ってもみのき森林公園に行った。紅や黄に色づいた木々が11月の快晴に映えて期待通りの美しさであった。思えば 若い頃は紅葉には目もくれず、もっぱら桜であった。職場の仲間とのにぎやかな花見から、家族での穏やかな花見、やがて夫婦だけの静かな花見と時を経て変遷するとともに、桜よりも紅葉派になってきたように思う。このごろでは散りゆく紅葉の方が心の深いところに染みると感じるのも、人生の坂を順調に下っている証しか。そこで歌の一旬でも詠める素養でもあればもっと深いものになるのだが。
(2014.11.27 毎日新聞「はがき随筆」掲載 岩国エッセイサロンより転載
岩国市 会 員 上田 孝
山口と広島の県境を流れる小瀬川を遡ってもみのき森林公園に行った。紅や黄に色づいた木々が11月の快晴に映えて期待通りの美しさであった。思えば 若い頃は紅葉には目もくれず、もっぱら桜であった。職場の仲間とのにぎやかな花見から、家族での穏やかな花見、やがて夫婦だけの静かな花見と時を経て変遷するとともに、桜よりも紅葉派になってきたように思う。このごろでは散りゆく紅葉の方が心の深いところに染みると感じるのも、人生の坂を順調に下っている証しか。そこで歌の一旬でも詠める素養でもあればもっと深いものになるのだが。
(2014.11.27 毎日新聞「はがき随筆」掲載 岩国エッセイサロンより転載
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