「兄ちゃんの焼酎ラベル絵『ふるさとの四季』が銀座の老舗デパートのお酒売り場に並んでいた。見せられないのが残念だ」とうれしそうな千葉の弟から電話があった。まさかまさかあの「少年の日の情景」が銀座のお店にとは意外な転換にびっくり。ラベル絵のきっかけは蔵開きに作品を並べてもらったこと。絵を見て「懐かしい」という人がたくさんいた。その懐かしさはどこから来るのだろうと蔵元と話題になった。忘れつつある原風景を伝え残したいという共通の思いから実現した。まさに「ふるさとは遠きにありて想うもの」である。
鹿児島県さつま町 小向井一成(73) 2021/7/17 毎日新聞鹿児島版掲載漢字
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