はがき随筆・鹿児島

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「はがき随筆」は252文字のミニエッセイです。

はがき随筆大賞に森園さん

2015-06-13 17:28:59 | 受賞作品


 第14回毎日はがき随筆大賞の表彰式が30日、北九州市小倉北区のホテルクラウンパレス小倉であった。大賞に鹿児島県鹿屋市、森園愛機遅参(94)の「愛妻」(昨年8月9日掲載)が選ばれた。
 はがき随筆は九州山口の毎日新聞地域面に連日掲載されていて、毎年、各地の年間賞13作品から大賞などの各賞を選んでいる。今回は福岡賢中間市在住の芥川賞作家、村田喜代子さんが昨年分を審査した。また「記憶」を題材に別に募集した「文学賞」には179点の応募があり、5作品が選ばれた。
 表彰式には各県の代表ら約130人が集まった。村田さんは森園さんの作品について「大きな心と愛で妻を支える存在になろうという重いが伝わった。本当に参りました」と講評。森園さんは「各県代表のみなさんの作品を読んで『まだまだ勉強が足らん』と思っていたので、大賞はびっくりした」と話した。【祝部幹雄】
 他の受賞者の皆さんと受賞作は次の通り。(敬称略、住所は随筆掲載時)
【日本郵便株式会社支社長賞】「風」福岡市城南区、小森百合子
【RKB毎日放送賞】「高らかに鳴け」山口県岩国市、安西詩代
【北九州市長賞】「深夜の旅人」北九州市八幡西区、出口敬子
【優秀賞】「栗飯を二人で」山口県美祢市、池田実  
     「『沖縄』と言えば」長崎県島原市、荒木洋子 
【文学賞】「扉のない校門」鹿児島市、高橋誠
     「ほっこ焼きと愛称」佐賀市、真崎佐和子
     「匂いの記憶」福岡県香春町、大場ほずみ
     「父の手」北九州市小倉南区、長田あいゆ
     「記憶」山口県岩国市、森重和枝

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