山浦清美のお気楽トーク

省エネ、農業、飛行機、ボウリングのことなどテーマ限定なしのお気楽トークができればと思っております。

電力の周波数統一は可能か?

2011-08-18 | 政治・経済・社会

 大震災による電力不足に際して、電力を融通する際のネックになっている電力周波数の不統一問題がクローズアップされました。日本という狭い国土で異なる周波数が用いられていること自体が異様といえば異様なことです。

 そこで周波数を統一してはという主張がなされました。発電機や変圧器を交換すれば良いじゃないかといった乱暴な議論ですが、実現できればそれは良いに決まってます。

 それだけでも数十兆円かかると言われております。しかし、それだけではありません。我々需要家側でも問題が発生します。最近は周波数に関係しない製品が多くなりましたが、誘導電動機(モーター)だけはどうにもなりません。周波数が変わると回転数が変わってしまうのです。このモーターは身近なところで数多く使われております。これを交換するとなると発電機や変圧器の比ではありません。

 また周波数の統一は、ヨーイ・ドンでやらないと社会的混乱が生じてしまいます。これらのことを総合すると周波数統一は事実上不可能ということになります。

 やはり何事も最初が肝心ということでしょう。目先の利益より、長期的見通しが如何に重要かということの見本のようなものです。

 さて出来ないことばかりあげつらっても仕様がありませんので、次善の策として直流送電網への移行があります。幹線送電線路を直流送電化するというものです。交流と直流のどちらが良いかという議論は、発明王エジソンの時代に遡ります。現在でも議論のあるところですが、半導体技術の進歩により、直流送電に軍配が挙がりそうです。

 送・変電所で交-直変換、直-交変換を行えば、従来の配電設備はそのまま利用できますし、需要家も今まで通りで大丈夫です。

 後は設備投資の問題が残りますが、少なくとも周波数を統一するより安くなるでしょうし、一時にやってしまう必要もありません。徐々に出来るところから移行していけば良いのです。

<参考> 「電力の周波数を統一するメリットは?


プルーン初収穫

2011-08-18 | 農業

といってもたったの一粒ですが。

 昨年植えつけたプルーンの苗木2本の内1本に3粒の果実ができました。他の1本も開花はしたのですが、結実にはいたりませんでした。通常の収穫の目安は、3~4年とのことでしたので、木の生長のためには摘果したほうが良いのかも知れませんが、自然の赴くままにさせてあげようと思い、そのままにしておきました。

 3粒の内の1粒が熟してきたようですので試しに収穫してみました。他のプルーンと比べるとかなり小振りですが、チャントしたプルーンでした。もっと酸味が強いかと思っておりましたが、ほどよい酸味と甘みでなかなかのものだと思います。(自画自賛)

 この春可憐な花を咲かせたアーモンド(2本)の果実は当初20~30粒位いあったのですが、現在は2~3粒位になってしまいました。ほとんどは落果してしまいました。熟すまでもう少しです。それまで耐えてくれるか?


電田プロジェクト

2011-08-17 | 政治・経済・社会

 最近、とんとマスコミを賑やかすことがなくなりました。既に事なれりと思われてしまっているのか、それともじっと息を潜めて成り行きをみているのか、何とも不気味な感じです。このような時よからぬ事が密かに進行しているものです。

 このプロジェクトに関しての私の思いは「電田プロジェクトについて思うこと」で述べております。もうすぐ買取法案が国会で通ろうとしております。国家エネルギーの基本計画が明確に確定していない中で、ある政治的思惑の早期実現を図る目的で、十分な議論もせずにこのように拙速に決めてしまってよいものでしょうか。

 法案を人質に取る方もどうかと思いますが、それじゃとそれに乗っかる方もどうかと思います。そしてその裏から自分の利益実現のため煽りたてているのが最も問題なのではないでしょうか?


植物工場(野菜工場)

2011-08-16 | 農業

 植物工場とは、野菜などの植物を管理された閉鎖環境の下、計画的に生産することを指すようです。温湿度の管理は言うに及ばず、閉鎖された環境ですから病害虫の発生もありません。まさに理想環境により、作物が育成されるとのことです。また、一般的には土壌は使用しないようです。

 私の父も30年以上前でしたか、カイワレダイコンの水耕栽培をやってました。水耕栽培は筑波の科学万博で、1本の木から1万数千個のトマトが収穫できたと話題となりました。これも一種の植物工場です。

 別に植物工場がけしからんという議論をする心算はありません。将来の食料不足のためには農業の工業化(?)も必要なのかも知れません。ここでは植物工場を省エネの観点でみてみたいと思います。

 植物工場では植物の理想的な生育に必要な温湿度条件を作る必要があります。屋内の閉鎖された空間でこれを実現するためには、膨大なエネルギーを必要とするでしょう。また閉鎖した空間ですから換気も重要です。動物の場合と違って、二酸化炭素を取り入れる必要があります。外気をそのまま取り入れると害虫やら菌類が入ってきますので、クリーンルームに近い設備が必要でしょう。これも相当なエネルギーになりそうです。

 農薬を使用することは無いでしょうから、この点は安心できます。しかし完全なる化学肥料に頼ることになります。この化学肥料の製造にも多量のエネルギーを要します。

 光合成のための光エネルギーですが、これは太陽光を取り入る場合以外では、別途エネルギーが必要となります。特定の波長の光を用いると生育が早くなるという研究結果があるそうです。このためにLED照明を利用しているとかいうことです。いくら低消費電力といえどもエネルギーを使うことは間違いありません。

 このようにしてみると植物工場で生産された植物(野菜)は、エネルギーの塊といえます。さぞかし栄養価が高いものでしょうね?

 少々古い資料で恐縮ですが「農業と省エネルギー」で、水稲栽培における投入/産出エネルギー比の資料を引用しております。これによれば、太陽の恵みを利用する農業ですら投入エネルギーが大きくなってしまっております。

 産出エネルギーより投入エネルギーを小さくする農業の取り組みの一つが「自然農法」です。この自然農法の実現が私の当面の目標なのですが、これがどうしてなかなか難しいのであります。


再生可能エネルギーといえば

2011-08-15 | 省エネ

太陽光発電が代名詞のように言われています。国会でも太陽光、風力、地熱がよく取り上げられております。最近、ようやく小水力発電も取り上げられるようになりました。

 私的には「マイクロ水力発電への期待」で書いておりますように、もっともっとクローズアップされて然るべきだと思っております。

 大規模なダムに拠らず、数メートルの落差を利用しての発電も可能です。風力も有効な方法であることを否定しませんが、大規模風車による低周波音による被害の問題もあります。

 水力にもデメリットがないとは言いませんが、より少ないものを選択するという意味では理に適っているのではないでしょうか。


太陽光発電より太陽熱温水器?

2011-08-15 | 省エネ

 太陽光発電ばかりが注目されております。しかし「太陽熱温水器」もお勧めです。

太陽光発電より費用対効果がはるかに良い優れものです。将来は、太陽熱温水器で冷暖房ができるようなシステムや太陽光発電とのハイブリッドシステムも登場(私の希望的観測ですが・・・。)するかもです。


悪徳省エネ・節電業者の見破り方

2011-08-14 | 省エネ

 節電が推奨される中、悪徳業者の被害が後を絶たないようです。

 手を替え品を替え、あの手この手で、売込みを図っております。世の中の業者全てではなく一部の業者だと思いますが、悪徳業者が存在するのも事実です。このような業者に引っかからないように、悪徳業者を見分ける方法を「悪徳省エネ業者」に掲載しております。

 儲かるとなると悪徳業者がはびこるのも世の常です。この世の中、結局は自己責任が問われます。あれこれ迷うようでしたら、このブログへのコメントでも結構ですし、「山浦綜合事務所」のWebサイトで省エネ・節電に関する無料相談を承っておりますので、お気軽にご相談ください。


行政書士なのに

2011-08-14 | 行政書士

このカテゴリの貧困さは何なのだろう?

現在、行政書士本来の仕事はしておりません。そもそも「行政書士本来の仕事とは何だ?」と問われると答えに窮します。行政書士が作成できる書類はそれこそ一万種類を超えると言われております。(日本行政書士会連合会の受け売りですが・・・。)

 その中で、いわゆる飯が喰えるものは限られてきます。行政書士になりたての時期には、たまーにしか入ってこない仕事ですから、それこそ一所懸命に勉強して完成させます。その労力たるや報酬をはるかにしのぐものがあります。それが後々我が血となり肉となると思えばこそですし、不安に思いながらも新米行政書士に仕事を任せてくださった依頼者の気持に報いたいと思えばこそです。

 しかし、時間の経過と共に皆さん専業化していきます。その理由は、先述の通り喰える仕事が限られているからに他なりません。自分の専門と異なる仕事が入ってくると、他の専門の先生をご紹介したりすることになります。そうしないと数年に一回しかしないような仕事は、労多くしてといったことになりますし、仕事の質も下がってしまいます。

 何となくテーマからずれてしまいましたので元に戻します。何故、私が行政書士本来の仕事をしていないかというと、佐賀県で開業したことにあります。本来ならば開業場所は自分の故郷や生活の本拠を選ぶのが普通でしょう。私にとって佐賀県は、大学4年間を過ごした場所に過ぎません。その後は東京のソフトハウスに就職しました。東京で行政書士の資格をとり、そして縁も縁も無い佐賀で開業したのです。それこそ誰一人頼る人もいない中での出発でした。

 元来なかなか喰えない職業ですから、まともに戦ったら勝ち目はありません。そこで、競争の無い業務に特化する作戦に出ました。それが医療用具(医療機器)承認申請とプログラム著作権登録業務でした。その後の顛末は「省エネルギーと行政書士」に書いている通りです。

 現在、省エネ関連の業務が主力ですが、これには行政書士の資格は必要ありません。しかし、何故行政書士を続けているかというと、新規業務の開拓が面白いからというしかありません。世の中で、新しいことが始まろうとしている時、その殆どが行政書士の業務に結びつける可能性を秘めているのです。行政書士法第一条の一、第一条の二は限りなく魅力的に思えます。

 最近、ようやく行政書士の皆さんが省エネの分野に進出してこられるようになりました。それはそれで心強いものがあります。やっと私が長年やってきたことが裏付けられたといった自負もあります。反面、そろそろ次の新規業務を探し始める時期が到来したのではないかと考えているこの頃です。

 新規業務開拓に関心がある方がいらっしゃいましたら一緒に議論しませんか?


株価予測は可能か?

2011-08-14 | 政治・経済・社会

 このところ円高・株価急落と不穏な経済情勢となっております。

 ということで今回は株価予測が可能かどうかを話題にしたいと思います。私の結論から先に言いますと株価予測は不可能だと考えます。私の考えは「株価予測システム」「株価予測システム-その2」「金融工学って何」を参照いただければと思います。

 ひところ「金融立国ニッポン」を主張する政治家やエコノミストがいらっしゃいましたが、今でもその信念はお変わりないでしょうか?

 「アメリカ合衆国」がそのモデルだったと思いますが、そのアメリカでは製造業が空洞化して国際競争力を失ってしまった要因となったのではなかったのでしょうか?

 金融だけでことが済むのであれば、どうぞドップリとその世界に浸ってください。その内、どのように金を積もうと食べ物さえ手に入らない時代が到来するかも知れませんよ!


鳥害防止

2011-08-14 | 農業

 昨夜からの雨で、久し振りにゆったりした時間を過ごしております。今も降ったり止んだりの空模様です。時々雷鳴が聞こえてきます。今日一日、つかの間の休日を楽しませてもらっております。

 食用ヒマワリの種子が充実しつつあります。緑肥用のヒマワリのほとんどは鳥の餌になってしまいました。来年もまた、種子を購入しなければなりません。食用ヒマワリの種子を鳥の餌にしてはならじと鳥害防止用のグッズを買ってきました。色々なアイデア製品が売られておりました。やはり鳥害には皆さん苦しめられているようです。このように豊富な種類があるということは、決め手が無いということの証でしょう。どれもが効果があるか、どれも効果が無いかのどちらかだと思われます。

 選択に迷った挙句、ありきたりのテープ(黄色と銀、赤と銀)と透明な糸(釣り糸?)を購入してきました。理由は簡単なことで、安かったからです。効果が不明なものに投資は出来ませんから。

 CDをぶら下げるといったものもありましたが、これは不要なCD-Rがありますので、後日試してみたいと思っております。磁石を使った製品もありましたが、これは効果不明ですので最初から検討の余地無しということにしました。

 早速、ポールを立てテープで二重三重にヒマワリを囲みました。これで数日経過観察をした後、透明な糸を張り巡らしたいと思っております。

 せっかく私の田んぼにおいでいただいた鳥君達ですから、あまり嫌がらせはしたくはないし、何か美味しいものでも差し上げたいところですが、本来は私の口に入れたいものですから、横取りだけはしないでください。切にお願いしたいところです。


カメムシとの戦い(続々々)

2011-08-14 | 農業

 ピーマンを収穫していたら、またぞろカメムシの大群が取り付いていました。今回は一株当たり20匹位でしょうか?

 お盆ですから殺生ははばかられるところでしょうが、背に腹は代えられません。早速捕獲大作戦を開始しました。今回の敵は、随分と敏捷になっております。新たな緑色のカメムシも登場してきました。ピンセットの気配を感じると茎の反対側に回り込む(葉隠れの術)や地面または他の枝や葉に落下(逃散の術)など新たな技を身に着けております。

 こちらも少しばかり生態を学びつつあります。先ずは風上からの攻撃です。これは言うまでもなく悪臭の術を防ぐためです。カメムシの発する悪臭には閉口させられます。風上から迫れば、これはほぼ完璧に防止できます。

 すばしっこいカメムシには下方からピンセットを近づけ、先端の方へ移動させます。てんとう虫などは、そのまま飛び立ってしまいますが、カメムシはあまり飛ばないようです。先端の障害物の少ないところまで追い込んでしまえば、もうこちらのものです。

 落下の術を弄する者に対しては、地面に落下したものは動いてくれれば直ぐ捕獲できますが、不動の術を使われてしまうと保護色に近いので、こちらの負けです。他の枝葉に落ちた者は、しばらく時間をおいた時間差攻撃しかありません。

 この暑い中、まだまだカメムシとの熱い戦いは続くのでしょうか?


エアコンの間欠運転は省エネ・節電になるか?

2011-08-12 | 省エネ

 エアコンに間欠運転装置というのを後付けして省エネ・節電を図るという製品があります。例えば売り文句はこのようなものです。「エアコンのコンプレッサーの運転を10分間の内3分間強制的に停止させますので、30%の省エネ(節電)になります。」といったものです。しかもご丁寧に「わずか3分間しか止めませんので、室温の上昇は僅かで温度変化に気付かないくらいです。」といったことを言う業者もいるようです。

 本当にこの業者の主張は正しいのでしょうか?

 間欠運転とは動作中のものを定期的(間欠的)に停止させることです。例えば、先の30%の動作を換気扇を用いて説明します。今、換気扇が動き始めました。動作を開始して7分経過した時点で換気扇を3分間止めます。3分経過後再び動作させます。以後これを繰り返すということになります。

 さてこの場合消費電力量は、皆様お気付きの通り、30%削減できます。ですから業者の言い分は正しいわけです。

 さてエアコンの場合はどうでしょうか。エアコンには温度設定というものがあります。例えば28℃に温度設定をしたとします。エアコンを運転する前は部屋の温度(室温)が32℃あったとします。しばらくすると部屋が冷えてきます。そのまま冷やし続けると28℃よりも室温が下がってしまいます。そこでエアコンの温度調節装置が働き、室温が約27℃になった時、冷気を作る元となる圧縮機(コンプレッサー)を停止させます。そうするとエアコンは冷気が出なくなり、いわゆる送風運転となります。しばらくすると室温が上昇してきます。室温が約29℃になった時、温度調節装置が働き圧縮機を運転させます。そうすると再び冷気が作られ部屋が冷やされます。以後これの繰り返しです。このように温度調節装置は部屋の温度を調べ、圧縮機の運転を制御して室温を一定に保つ働きをしております。

 もうお気付きのことと思いますが、圧縮機の運転は間欠的に動作しております。インバータエアコンの場合には、圧縮機の運転/停止ではなく冷気を作る能力を増減させることによって温度を一定にしておりますので間欠運転とは若干異なります。

 エアコンの動作の概要をご理解いただいたところで、本題の間欠運転による省エネの話に入ります。先述のように元々エアコンは間欠運転をしております。この間欠運転をしているところに、更に強制停止をさせよう(停止時間を長く)というものです。

 余り長くなるので、結論を申し上げます。省エネ・節電率は、温度調節装置による本来の動作による圧縮機の稼働率(%)と間欠率(先の例では30%)を用いて近似的に次式で表されます。

① 間欠率≧(100-稼働率)

 省エネ率=稼働率×削減率 

② 間欠率<(100-稼働率)

 省エネ率≒0

 何故そうなるかということにご興味のある方は「エアコンの省エネルギー」をご参照ください。 

 そこで業者の主張を検討してみましょう。換気扇の場合には、通常は常時動作しますので稼働率100%ですから①に該当します。従いまして、省エネ率=100(%)×30(%)=30(%)ということになります。即ち、エアコンの場合でも圧縮機の稼働率が100%であれば、30%の省エネができます。しかし、稼働率が100%以外の場合には、当然のごとく30%の省エネはできません。そして稼働率が70%を切った場合には、ほとんど効果がないということになります。

 ましてや「短時間の停止だから室温の変化には気付かないくらいです。」というのは省エネできないことを自ら自白しているようなものです。

 業者さんの反論を大歓迎いたします。

<参考> 「エアコンの間欠運転と連続運転の節電効果比較-(財)電力中央研究所 システム技術研究所


電力使用制限令とデマンドコントローラー

2011-08-11 | 省エネ

 電力使用制限令発動のせいでしょうか「デマンド」に関するキーワード検索が大幅に増えております。「デマンド管理による省エネルギー」も相当にアクセスいただいているようです。

 今回の電力使用制限令は電力量よりも電力(一時間当たりの電力量)の削減に重きを置いております。一日でどれだけ電力量を減らしても電力が目標(契約電力の85%)をオーバーすれば違反となります。詳しくは「計画停電解消に向けての提言」をご参照ください。

 大口需要家のほとんどでこれらのことは以前より実施しており、デマンド管理(デマンド監視)などと呼んでおります。電力会社との契約は基本的にこのデマンド値を基準(年間の最大デマンド値)にして決められることとなっております。即ち、基本料金の部分がこれを基に決定されるということです。需要家はコストダウンのためにこの最大デマンド値(最大需要電力)を抑制してきたのです。

 このための装置がデマンドコントローラー(略して、デマコン)、デマンド監視制御装置などなどと呼ばれているものです。

 電力会社がいうところのデマンド値とは、30分デマンド値というもので、30分間の平均電力ということです。ですからデマンドコントローラーも30分デマンド値を前提としております。しかし、電力使用制限令は60分デマンド値で判定されます。でも、ご安心ください。30分デマンドコントローラーをそのままお使いいただけます。30分デマンドがクリアできれば、60分デマンドもクリアできます。(その逆は出来ないことは言うまでもないことでしょうが・・・。)

 デマンドコントローラーの導入は大口需要家に限らず、高圧受電の需要家であれば導入可能です。計画停電を防止するためにも導入されることをお勧めいたします。導入により基本料金を引き下げることができます。コストダウンにもなることですので、この際ご検討されてはいかがでしょうか。


カメムシとの戦い(続々)

2011-08-10 | 農業

 久々にピーマンを見に行きましたら一株平均2~3匹に激減しました。カメムシが退散した理由は分りませんが、一先ず安堵いたしました。

 ピーマンは順調に成長し、順次収穫できるようになりました。成長したピーマンはカメムシにとって魅力が無くなってしまったのでしょうか?

 緑肥用にヒマワリを植えておりましたが、種取り用に残しておいたヒマワリの花の実をつけた部分にカメムシが取り付いております。どうも樹液を吸っているようには見えません。一体何をしているのでしょうか?

 ヒマワリといえば、ヒマワリの実の7~8割くらいが鳥の餌食になってしまいました。きっと高カロリーのご馳走に違いありません。もう直ぐ食用ヒマワリが実り始めます。しばらく緑肥用のも放っておいて、食用ヒマワリのダミーとしてこちらに誘導できたらと思っておりますが、はてさてどうなることやら?

 今度は賢い鳥との戦いになります。小鳥だけでなく鳩も来るようになりました。さて食用ヒマワリの種は、無事収穫できるか、それとも鳥のエサになってしまうのでしょうか?


家庭における節電

2011-08-10 | 省エネ

 家庭部門で15%の節電が求められております。そのために様々なチャネルを通して節電の方法が提示されております。例えば、エアコンの設定温度を28℃にすれば、何%の節電になります。あれをすれば、これこれの節電ができますの類がほとんどです。これはこれで大きな役割を果たすものです。

 しかし、これら提示されているものを組合わせて15%になるから、それでこと足れりと考えるのはいささか早計に過ぎるのではと思います。特にエアコンの設定温度を守ったからといって必ず期待される節電効果が得られるかは疑問です。確かに高めに設定すればするほど節電になります。ですが大切なのは数値目標の15%なのです。これを達成するためにはそれなりの仕組みが必要になります。

 このことは「計画停電解消に向けての提言」でも触れております。家庭部門においても数値目標を達成するには「見える化」することが重要になってきます。「家庭でできる電力測定と省エネ活動」で書いておりますが、簡単に個別家電製品の電力や電力量を測定できる機器が数千円で売られております。これらを無償で貸し出すくらいの施策があっても然るべきだと思います。

 画一的に節電を求めるより、個々の家庭の事情に応じて自分なりに考えて行動することが大切なのではなでしょうか。そしてそれを応援する仕組みを構築することが必要だと思います。