東洋医学の実践的理論研究~人間が病むということの過程的構造からの東洋医学的治療論の研究~

人間が病むということの過程的像から、鍼灸等の問題を説いてみたいと思います。よろしくお願いいたします。

(加筆)経絡治療のオーガナイザー?竹山晋一郎〜弁証法的鍼灸論(東洋医学)の先駆者〜

2024-11-16 08:45:14 | 治療論
『昭和鍼灸の歳月』(上地栄著 績文堂刊)を読む中で竹山晋一郎先生との出会いがあった。

唯物弁証法による鍼灸・東洋医学の究明、ということを志した方が過去に存在した!ということに、なおかつ、その努力の成果が「経絡治療」の誕生であると知ってなおさらに、驚かされた。

それだけに、どうして竹山晋一郎先生の志を受け継ぐ者が一人も出なかったのか!?竹山先生歿後の経絡治療に関わる先生方による座談会で、竹山先生を「経絡治療」のオーガナイザーとして皆が高く評価しているにもかかわらず、、、、、、。

「鍼灸・東洋医学の学びの総括(ブログ版)」を一時中断して、竹山晋一郎先生について、併せて「経絡治療」の誕生について、それゆえに柳谷素霊先生についても学んでみたいと思う。そのことで、「鍼灸・東洋医学の学びの総括(ブログ版)」に書くべき内容も大きく変わってくると思える。悪しからず、、、、、、。
『漢方医術復興の理論』では、例えば「弁証法と陰陽五行説」という魅力ある題材が説かれている。

【自身が弁証法と認識論の実践とともにの、としての「鍼灸の科学化」ということを志して鍼灸の門をくぐっただけに、既に昭和の始め頃に、鍼灸の科学化を志した「経絡治療」の先生方がおられ、中でも竹山晋一郎さんが「弁証法」の達人であり、弁証法を駆使しての、「鍼灸の科学化」であったと知って、同じことを考える人がいるもんだなあと、ひっくり返る程に驚いたことであった。それゆえ、「経絡治療」については、それなりに学びもしたけれど......。

竹山晋一郎さんの弁証法について、端的には受験秀才的な、公式=弁証法の当て嵌めでしか無かったから、一見、華々しい鍼灸の解明のようで、結局は役に立たなかったのだなあ......と。】

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