本日は高畠那生先生の初回の授業でした。
「はじめまして、高畠那生です」
高畠那生先生は、ピンポイントギャラリーの絵本コンペで入賞。
また講談社の絵本新人賞で佳作を受賞され、その後に絵本作家としてデビューされました。
高畠先生の絵本は、ストーリーも面白く子どもに大人気です。
まずは、高畠那生先生が出版した絵本を読んでみましょう。
高畠先生の絵本はユーモアなお話が多いのですが、どういう風にお話を作るか、高畠先生のアイデアをお聞きしました。
ノートかスケッチブックに、32ページのコマ割りを描いて、
描きたいイメージで先に絵を描いていきます。
その絵からアイテムを見つけ、話の展開を考えるそうです。
無理な条件をつくる方が面白くなるとおっしゃっていました。
高畠先生も以前、荒井良二さんのワークショップを受けて、アイデア出しのヒントを教わったそうです。
頭のリミッターを外し、絵本の概念を取り、頭を柔軟にして考えてみましょう。
後半は、高畠先生に絵を描いていただきます。
紙はケント紙を使用します。
今回は皆さんのリクエストで、ゾウとキツネの絵を描くことになりました。
コピー用紙に鉛筆で下書きをして構図が決まれば、ケント紙に描いていきます。
下書きも構図を考えてから描くというより、まずは手を動かして構図を探っていく感じでした。
使う色をパレットに出して、混色しながら色を作っていました。
まずは背景を塗ってから、ゾウとキツネを描きます。
細かい部分も丸筆の筆先を使って描いていました。
完成されるまで近くで見ることが出来て、皆さん大満足です。
完成したイラストは、ジャンケンで勝った人にプレゼントします。
最後に皆さんにアドバイスがありました。
絵本の制作は、途中で諦めるよりやりきってみること(着色まで)。
やりきってみて分かることがあります。
次回の授業では、絵本のラフを発表していただきます。
頑張ってくださいね!
【課題】
絵本のラフを描いてきてください。
基本は15見開き(32ページ)、幼児向けなら11見開き(24ページ)です。
出来れば、描きたいページを1ページでいいので、着彩してください。
テーマは自由。
自由な発想で考えてくださいね。