本日の授業は、弓削ナオミ先生の今期最後の授業です。
言葉からイメージしてイラストを描いてみます。
「めずらしい」「いそがしい」「あまい」この3つのことばから連想して、イメージをふくらませてイラスト作品を作成します。
「あまい」と聞いて、どんな色を思い浮かべますか?
ピンクや赤、キャラメル色と答えている方もいました。
「あまい色」だけではなく、「塩顔」や「黄色い声援」などのように、味や色のイメージで思い浮かべるものが同じだったりしますよね。
このイラストを見て、ブーバとキキとで分けるとしたら、どちらですか?
と質問したら、98%で同じ答えを答えるそうで、「ブーバ/キキ効果」という心理学で一般的に見られる関係だそうです。
男性は直線的、女性は曲線的と感じるのは、無意識に感じることですよね。
広告で一番大事なのは伝えること。
一枚のイラストで、どれだけ伝えることが出来るのか、無意識に感じる「ブーバ/キキ効果」を取り入れるのもいいでしょう。
では、イラストを描いてみましょう。
関係性を持たせたり抽象的表現や画材などで工夫してみましょう。
制作時間は約2時間です。時間内に表現したいイラストに近づけれるよう、画材選びにも注意してくださいね。
イラストの仕事では、納期を守ることは重要です。
納期内に出来る最高のクオリティで仕上げること。
今回は、自分の手の早さも意識してみましょう。
飲み物の広告イラストの場合、飲み物でもイメージは人によって違います。
例えば、Aさんは「冷たくて、キリッとしている」
Bさんは「家族との温かな時間」
Cさんは「元気になる」
人それぞれが思うイメージは違うので、どうまとめるのか。
「あまい」を、あまさを表したイラストにするのか、色合いであまさを表すのか、表現の仕方はいろいろあります。
「めずらしい」「いそがしい」「あまい」から連想する言葉からストーリーを考えると、イラストにしやすいです。
エッセイや小説の挿絵などは、そのままの描写を描くのではなく、内容を匂わせるイラストだといいですね。
いろんな広告を見て、なぜこのイラストなのかを考え、自分だったらこんな風に描きたいと描いてみるのもいいトレーニングになると思います。
では、皆さんの作品を発表していきましょう。
伝えたい部分が、離れた所から見ても、ちゃんと人に伝わるか。また、客観的に見てバランスがいいかが大事です。
弓削ナオミ先生は本日の授業で、今期の授業が最後でした。
実践的な内容の授業で、とても役に立ちました。
ありがとうございました。
●6月のガイダンス(説明会)のお知らせです。
秋から始まる絵話塾の生徒を募集しています。
絵話塾にご興味のある方は、ぜひご参加ください。
お待ちしています。
6月17日(土) 11:00~
6月18日(日)18:00~
6月24日(土)18:00~
6月25日(日) 18:00~
詳しくはメールkaiwajuku@galleryvie.jp
またはtel.078-332-5808までご連絡ください。
よろしくお願いいたします。