石の勉強
2008-09-02 | 造園
先週末,師匠の古い知り合いの造園デザイナーの方の好意で,お庭を見せていただきました.
かなり広い面積を水辺,花,ドライエリア,ロックガーデンなどいくつかのテーマに分けて,建築家の方とコラボレーションしながら作ったということで,とても興味深いお話を聞くことが出来ました.
個人庭なので,プライベートな画像をアップすることは出来ませんが,そのお庭の写真は,下記のHPで見ることが出来ますので,興味のある方はこちらもご覧下さい.
http://www.k4.dion.ne.jp/~takasaki/
さて,今日はその中で印象に強く残った石の話を少し.
このお庭は根府川石を流れやドライガーデンに多用していたのですが,植栽といい感じに関わりを持っていて,自然風ですが,とてもモダンなイメージのお庭でした.
不勉強なやまめは,この機会に少しでも石を勉強しよう・・・と思いました.
実は,「石」にちょっと距離を感じてます・・・
石組み,流れ,景石,園路,石造品・・・たくさんの石が庭に使われるのですが
師匠曰く,「樹や花がわかっても石がわからなければ庭は造れん!」
なので,何とか・・・少しずつ・・・
根府川石(比重2.46~2.86)
小田原市根府川・米神間に分布する輝石安山岩系統.
なめらかに彎曲した面で,板状に割れる(板状節理という)性質が特徴.
茶褐色でツヤが柔らかい.自然石として利用されることが多い.
ちなみに根府川石の断面はこんな感じ.
表面だけ茶褐色で,中はグレーなんですね.
石切場に行くと,時々こんな変わった割れ方の石も発見できるということです.
ものすごく薄い板状のものも使われていました
やまめの母校にも,これらの石よりずっと小さい石ですが,表情としてはこんな感じのものがありました.
こんな石が現場に何個必要か,・・・
どうやって計算するのかな?
石切場で現物を見ながら考えたりもするのでしょうね
石切場で石を選んで,番号を付け,現場に運んできたら迷うことなく施工に入れるように,写真を撮って模型をつくるそうです.
根府川石は裏がえぐれたようなものが結構あるので,パッと見大きく見えます.
が,実は薄いので,迫力が出せて,且つ施工しやすい材料ということです.
ちなみに,樹の足下にある石は約6tの重さがあるそうです.
運搬も考えなければならないから,重量の計算も大切なんだなと,当たり前のことかもしれませんが気がつきました.
石の重さって1m×1m×1mで2~2.5tくらいでしょうか?
そういえば玉かけの技能講習で習った気がする・・・
明日,テキストを見直してみようと思います.
こういう知識はともかく,石を使って流れや石組みを行う・・・そういう石に巡り会う・・・これは経験とひらめきなんでしょうか?
素敵な石を見いだしたときの喜びを語る師匠をうらやましく思いつつ,自分もいつかそんな風に感じることができるのかなと,ちょっぴり不安を感じたのでした.
かなり広い面積を水辺,花,ドライエリア,ロックガーデンなどいくつかのテーマに分けて,建築家の方とコラボレーションしながら作ったということで,とても興味深いお話を聞くことが出来ました.
個人庭なので,プライベートな画像をアップすることは出来ませんが,そのお庭の写真は,下記のHPで見ることが出来ますので,興味のある方はこちらもご覧下さい.
http://www.k4.dion.ne.jp/~takasaki/
さて,今日はその中で印象に強く残った石の話を少し.
このお庭は根府川石を流れやドライガーデンに多用していたのですが,植栽といい感じに関わりを持っていて,自然風ですが,とてもモダンなイメージのお庭でした.
不勉強なやまめは,この機会に少しでも石を勉強しよう・・・と思いました.
実は,「石」にちょっと距離を感じてます・・・
石組み,流れ,景石,園路,石造品・・・たくさんの石が庭に使われるのですが
師匠曰く,「樹や花がわかっても石がわからなければ庭は造れん!」
なので,何とか・・・少しずつ・・・
根府川石(比重2.46~2.86)
小田原市根府川・米神間に分布する輝石安山岩系統.
なめらかに彎曲した面で,板状に割れる(板状節理という)性質が特徴.
茶褐色でツヤが柔らかい.自然石として利用されることが多い.
ちなみに根府川石の断面はこんな感じ.
表面だけ茶褐色で,中はグレーなんですね.
石切場に行くと,時々こんな変わった割れ方の石も発見できるということです.
ものすごく薄い板状のものも使われていました
やまめの母校にも,これらの石よりずっと小さい石ですが,表情としてはこんな感じのものがありました.
こんな石が現場に何個必要か,・・・
どうやって計算するのかな?
石切場で現物を見ながら考えたりもするのでしょうね
石切場で石を選んで,番号を付け,現場に運んできたら迷うことなく施工に入れるように,写真を撮って模型をつくるそうです.
根府川石は裏がえぐれたようなものが結構あるので,パッと見大きく見えます.
が,実は薄いので,迫力が出せて,且つ施工しやすい材料ということです.
ちなみに,樹の足下にある石は約6tの重さがあるそうです.
運搬も考えなければならないから,重量の計算も大切なんだなと,当たり前のことかもしれませんが気がつきました.
石の重さって1m×1m×1mで2~2.5tくらいでしょうか?
そういえば玉かけの技能講習で習った気がする・・・
明日,テキストを見直してみようと思います.
こういう知識はともかく,石を使って流れや石組みを行う・・・そういう石に巡り会う・・・これは経験とひらめきなんでしょうか?
素敵な石を見いだしたときの喜びを語る師匠をうらやましく思いつつ,自分もいつかそんな風に感じることができるのかなと,ちょっぴり不安を感じたのでした.