昨日,両国にある旧安田庭園に行ってきました.
JLFの「ランドスケープを読み解く会」の企画で,今回は水系からランドスケープを読み解く~隅田川沿いの庭~というテーマでした.
ついでに近くの公園もいくつか見学したので,両国,浅草,月島など,下町というイメージのある土地を歩き回って来ました.
庭と水の関わりというと,汐入,湧水,上水,川からの引水の4パターンがあるそうですが,今回見学した庭は,いずれも昔隅田川もしくは隅田川水系から水を引き,海水の干満にあわせて水位が変動する汐入の池があることが特徴です.
旧安田庭園:元禄年間(1688~1703)に常陸国笠間藩主本庄氏が築庭し,明治に入り安田財閥の創始者善次郎の手に渡り,善次郎没後,本人の意志により東京市に寄付された.
現在は無料で庭園内を自由に散策できます.
現在は水を引き入れていないので,この場所の地下に巨大な水槽を作り,水の浄化と人工による干満を作っているそうです.
時計回りに進むとすぐに池の中に飛び石が見えます.
これが,水位が下がったときのみ歩ける沢渡の飛び石か~
池の周囲から見るのとは視線の高さが異なるため,景色も違ってきます.
海の景色なので,下流にあたる方に州浜が作られています.
沢渡の飛び石は,3ヶ所くらいにあって,回遊している間に水位が減って歩けるようになっているところがありました.
やはり,汐入の庭園の楽しさは水位が下がったときに沢渡を歩いたり,上がったときに豊かな水を感じたりする,「動き」にあるのではないでしょうか?
水面から出てきた沢渡は少しすべりやすいので,そこでスリルも味わえてワクワクしました.
みんな童心に返っていたようです.
回遊式庭園なので,水から離れて山の風情を見せている場所もありますが,やはり興味は水の方に行ってしまいますね.
ただ,この太鼓橋はすごいです.
何と総御影で,その上から朱を塗ってありました.
やってしまった感があったのですが,昔から周りの緑と対比させる目的で橋を朱に塗ることが多かったので,これも昔から塗装されていたのではないかという意見もありました.
樹木の間からかいま見える水面の様子.
想像していたよりずっと素敵な庭園でした.
あまり広くないけれど,楽しめます.
まわりのビルが見えなかったら,もっといいのになぁ・・・
JLFの「ランドスケープを読み解く会」の企画で,今回は水系からランドスケープを読み解く~隅田川沿いの庭~というテーマでした.
ついでに近くの公園もいくつか見学したので,両国,浅草,月島など,下町というイメージのある土地を歩き回って来ました.
庭と水の関わりというと,汐入,湧水,上水,川からの引水の4パターンがあるそうですが,今回見学した庭は,いずれも昔隅田川もしくは隅田川水系から水を引き,海水の干満にあわせて水位が変動する汐入の池があることが特徴です.
旧安田庭園:元禄年間(1688~1703)に常陸国笠間藩主本庄氏が築庭し,明治に入り安田財閥の創始者善次郎の手に渡り,善次郎没後,本人の意志により東京市に寄付された.
現在は無料で庭園内を自由に散策できます.
現在は水を引き入れていないので,この場所の地下に巨大な水槽を作り,水の浄化と人工による干満を作っているそうです.
時計回りに進むとすぐに池の中に飛び石が見えます.
これが,水位が下がったときのみ歩ける沢渡の飛び石か~
池の周囲から見るのとは視線の高さが異なるため,景色も違ってきます.
海の景色なので,下流にあたる方に州浜が作られています.
沢渡の飛び石は,3ヶ所くらいにあって,回遊している間に水位が減って歩けるようになっているところがありました.
やはり,汐入の庭園の楽しさは水位が下がったときに沢渡を歩いたり,上がったときに豊かな水を感じたりする,「動き」にあるのではないでしょうか?
水面から出てきた沢渡は少しすべりやすいので,そこでスリルも味わえてワクワクしました.
みんな童心に返っていたようです.
回遊式庭園なので,水から離れて山の風情を見せている場所もありますが,やはり興味は水の方に行ってしまいますね.
ただ,この太鼓橋はすごいです.
何と総御影で,その上から朱を塗ってありました.
やってしまった感があったのですが,昔から周りの緑と対比させる目的で橋を朱に塗ることが多かったので,これも昔から塗装されていたのではないかという意見もありました.
樹木の間からかいま見える水面の様子.
想像していたよりずっと素敵な庭園でした.
あまり広くないけれど,楽しめます.
まわりのビルが見えなかったら,もっといいのになぁ・・・