やまめの庭つくり

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シュロの活用法

2009-05-19 | ノンジャンル
昨日完了した千葉のお庭には鳥が運んできたシュロが育っていました.

それは工事の過程で伐採されたのですが,師匠はこのシュロを廃棄するのではなく,何かに使う目的で最後までとっておいたのです.

シュロはよく公園などで自然風の階段などに使われている土居木の材料なんだそうです.

それを聞いて意外な気がしました.

何だか勝手に「シュロは柔らかい」と思っていたので・・・yellow22



3月末はこんな状態.

ほとんど師匠の手剥きです

シュロの皮は途中まで簡単に取れますが,一枚ずつの皮の根元はしっかりと付いているので,のような刃物が欲しくなりますknife



白い部分はタケノコのようだと言いつつ,みんなで試食もしてみましたが,やっぱりおいしくないです



そして,保存されていた皮はとうとう昨日,出動しました.

用法のひとつは苗代苺ならぬシュロ皮苺



もうひとつは金属塀に色々な植物をクライミングさせる予定で植えてありますが,その足下にマルチング.

塀の裏は雑草生えまくり状態なのですが,そこから飛んでこないように隙間をしっかり埋めてしまいました.



そして皮を剥いだ後の幹はというと,ウッドデッキの下,芝やマウンドによりやや上がったレベルと元のレベル差を留める土留めとしてしっかり活躍することになりました.



お庭の改修工事の場合,元からある樹木や石などそのまま残せるものは残して活かし,やむなく除去したものも何とかして使えないか考える・・・・それがとても大切なこと.

これが今回の千葉のK様邸作庭で学んだことのひとつですhamkirakira2