やまめの庭つくり

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

小耳にした話

2011-10-21 | 植物
今日はメジャーな園芸業界で長年活躍してきた方々の四方山話を聞く機会がありました.

お酒の席で,面白い話がたくさんあったのですが,その中で耳に飛び込んできた「花の色」のお話.

注文する人とされる人が共通認識を持って花の色を取り扱わないと色々なトラブルが発生するため,カラーチャートというものを正しく用いて共通言語にしているそうです.

ただ,同じ品種でも生産農家や育てる地域で花の色が変わってしまうことがよくあるので,苦労するというお話.

まぁ,黄色だと思っているのに赤だという人もいるかも知れませんからね.

そこから,複雑な色を同じ認識でとらえるのは難しいという話になり,例として最近のパンジーはなぜあんなに色の種類が多いのか,という話題になりました.

最初は色が5種類くらいしかなくて,品種の管理をきちんとしていたから,はっきり別れていた時代があったそうです.(オランダのお話だったと思います)

ところがイタリアが園芸界に進出してくると,その素晴らしいデザインセンスが色を多様化に導いていったという説が披露されました.

おぉ~,イタリア人ってそんなところにもセンスを発揮していたのかぁ・・・yellow11

さらに,(イタリアだから)だいたい同じ色,という区分けで大まかに分類してしまうことから色がぶれても問題なくなり結果中間の色味が増加したから,様々な色が出回るようになったという説も・・・

う~ん,これも納得してしまう・・・

アバウトな感じ,ありますからね~

お国柄や地域の気候風土が花色や品種改良に影響を与えていると考えると,店頭に並んでいる花たちを見る目も変わりそうです.