やまめの庭つくり

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都会のガーデン2

2012-04-26 | 庭園見学
先週の金曜日に,六本木のアークヒルズに続いて勝ちどきの駅から徒歩5分,晴海のトリトンスクエアに行ってきました.

春物の服装には凍えてしまいそうなくらい寒い日でしたが,出来てから10年くらい経過した人工地盤上に作られた庭園は花盛りでした.

やまめはトリトンに来たのは3回目でしたが,今までで一番色々な花が一度に咲いて華やかな印象でした.

花壇の植栽もデザインの方向性かコンセプトが変わったように感じられ,メリハリがきいて樹木との相性もいいような気がしました.

ここは人工地盤上に10年前に新品種だった樹木がたくさん植えられていて,当時はずいぶん画期的で実験的な試みがなされたところです.

10年経って,根鉢がせいぜい深さ50~60センチしかないにもかかわらず,樹木も大きくなり,景色にも風格のようなものも出てきているのではないでしょうか.



白いハナミズキ(ミズキ科ミズキ属)が満開でした.

学名:Benthamidia florida

珍しいところではトキワガマズミdown,ビブルナム・ティヌス.



スイカズラ科ガマズミ属

学名:Viburnum tinus L.

よく見かけるサイズの2倍以上.よく育ちました.

放っておくとこんなに大きくなるのかぁ・・・それにしても少し整枝してもいいのかも知れません.


冬になると枝が楽しめる樹木もあります.




upサンゴミズキ‘ウィンタービューティー’

学名:Cornus alba ‘Winter beauty’

冬の寒さに当たると枝が赤くなるそうです.

新枝が特に赤くなるそうですが,古くても色が変わるらしいです.

よく海外のガーデンで株元から新枝を出させて灌木のように仕立てていますが,このように普通の樹木にしても色の変化が楽しめるとは知りませんでした.



花は散形花序で白い花が咲くそうです.



結構山の自然な雰囲気が出て夏は涼しげな感じでいいではないですか.



upスモークツリーも新しい葉が出てきたばかり,という風情です.

ウルシ科コティヌス属

学名:Cotinus coggygria

枝を切るとニオイが強くてちょっと大変そうですが,この時期葉の香りを試してみてください.

ミカンmikanの皮とかレモンの香り,柑橘系のさわやかな香りが楽しめます.


ユニークな樹はこちら.



upオオデマリ.

スイカズラ科ガマズミ属.

学名:Viburnum plicatum var. plicatum

ヤブデマリdownの変種で,すべて装飾花であり,最初は黄緑色の花がだんだん白に変わるそうです.



やまめが見たときは全部グリーンの花なので樹全体が緑色,そこに名前の通り丸いボールがたくさん貼り付いているような感じでした.



それにしてもぎゅうぎゅうです.

風情も何もありませんね.面白いと言えば面白いですけど・・・・



やまめがここで一番きれいだなと思った花はこのヨシノツツジdown



ツツジ科ツツジ属.

学名:Rhododendron yosino

2002年にフロリアードで金賞を受賞したそうです.(そういえば今年も10年に一度のフロリアードの年でしたね.)

日向でも日陰でも大丈夫だそうです.

とても可憐な花,全体の雰囲気もいいですheart



シャクナゲっぽいなぁと思ったら,シャクナゲとツツジの交配品種だそうです.

なるほど,葉がシャクナゲですね.