やまめの庭つくり

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河原で見かけた植物

2012-09-23 | 植物
今月8,9日に伊豆半島に釣りに行ったんですが,河原では色々な植物を見ます.

この時はジュズダマとセンニンソウが印象的でした.



ジュズダマ(イネ科ジュズダマ属)一年草.

学名:Coix lacryma-jobi



実のように見えるところ(苞葉の鞘)から雌花の柱頭(ひも状のもの)が出ていて,そこから穂のように出ているものが雄花のようです.

よく飲料に使われるハトムギは,ジュズダマの栽培種だそうです.

このジュズダマも実を割ることが出来れば食べられるらしいし,煎じて飲むことも出来るようです.

ジュズダマといえば,小学校低学年の頃,学校のそばの田んぼで毎日遊んでいたのですが,あぜ道にジュズダマが生えていました.

記憶では背丈と同じくらい大きくて立派な株だったなぁ・・・

実もたくさんついていて,茶色~黒っぽいものよりグレイブルーの実の方が何故か貴重なものに感じて,大事に取っておいたりしたような気がします.

懐かしい~yellow11kirakira2

ところで,本当の名前がジュズダマというものだとは思っていませんでした.

子供が俗称として呼んでいただけかと・・・


こちらはセンニンソウ.

河原の大石のところに咲いていました.



センニンソウ(キンポウゲ科センニンソウ属)

学名:Clematis terniflora

とてもきれいな花ですが,この花弁に見えるものは,萼片です.

そして,ちょっと驚いたのですが,かなり有毒のようです.

有毒部分:葉、茎
有毒成分:ポロトアネモニン(汁液が皮膚に触れると引赤、発疱(はっぽう)して水腫(すいしゅ)が生ずる。
中毒症状:胃腸炎症

毒性が強く、民間では絶対に飲用してはいけません。


茎や葉から出る汁に触れるだけで水ぶくれが出来て赤くなってしまう,つまりかぶれると言うことですね.

クレマチスの仲間だから,と思って油断していました.

センニンソウの別名には,ウシノハコボレがありますが,これは牛が牧草といっしょに食べてしまうと歯が抜けてしまうことからつけられたもので,ウマクワズという別名もあります

とはいっても,北海道から沖縄まで自生し,晩夏~秋にかけて,半日陰でも花を咲かせる生育旺盛なクレマチスで,香りもややある素敵な植物ですから,庭でも上手に使ってあげれば魅力的なコーナーが出来そうです.

そのときは,手袋を忘れずに,ですね.