やまめの庭つくり

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

コニファーのお庭2

2009-05-25 | 造園
先週の水曜日,A先生とのコンビで樹木の剪定,移植をしたコニファーがたくさんあったお庭.

今日は一人で花壇の植栽を行いました.

植物は約2ヶ月かけてコツコツ集めたのですが,鉢上げして大きくしたり,根の張りをよくさせたりしていたので結構いい調子のまま植えられました



これからクリスマスローズもヒューケラもギボウシも大きくなって,ボリュームを感じられるようになっていくと思います.


何となく洋風ですが,陰になるところに植えてある白花のホトトギスやシラン,斑入りのシャガやアマドコロ,青花のヤマアジサイ,ミヤマオダマキ,ユキノシタなどの野草的な花が清楚で優しい雰囲気を醸し出してくれることでしょう.



手前にはそのうちムスカリやクロッカス,その他小さな球根等を植えてあげたいと思っています.

インパチェンスを植えた部分は,これから奥様が子育ての合間にガーデニングを楽しむスペース.

秋にはチューリップなどを植えられることでしょう.



これから植えた植物の写真とデータをまとめて奥様にお渡しする予定.

ご不在の時に植栽施工したので,お会いしたときにどのような感想をいただけるのか
怖いような楽しみなような・・・yellow22symbol6








ウェディングブーケ

2009-05-24 | フラワーアレンジメント
今日は月に一回のフラワーアレンジメントのお稽古日でした

今日のテーマは「花嫁のブーケ」.

ホテルの部屋のドアを開けると,むせるようなバラの香りで満ちていました

小さなブーケですが,イングリッシュローズが主のブーケです.

通常の市場で流通していないバラを生産者(市川バラ園ともう一ヶ所)から直接取り寄せたそうで,いつものバラの値段の4,5倍とか・・・

そのせいかいつもよりボリュームはないのですが,バラは9種類.

トロワロス,チョーサー,アンブリッジローズ,セントセシリア,イヴ・クレール,イヴ・ピアジェ

ジュビリーセレブレーションsymbol4



イヴ・シルバ



イヴ・パッション



そのほか,緑の葉物・小花類として,

アルケミラモリス,アストランチア,ピトス,ミント,ゼラニウム,ゲーラックス

小さいのでいつもより時間はかかりませんが,その分バランスや隣り合う花色・葉物をよく考えてゆっくり作ることができました.

本当は茎が暖まってしまうので,時間を掛けるのは良くないのですが・・・yellow13

持ち手がちゃんと棒状になるようにヒモで結び,白いリボンでグルグル巻いてフランスで先生が買ってきたというピンで留めて出来上がり.



今日はローラン先生の評価も

「イイじゃな~いok



結構かわいく作れたかも・・・







阿修羅展

2009-05-22 | ノンジャンル
昨日,上野の東京国立博物館で開催中の阿修羅展に師匠と行ってきました.

いやはや混雑がすごそうだし,インフルエンザ騒ぎのこの時期だし,最初からやや腰が引け目でした.

まぁ,平日で朝一番ならそんなにひどくないだろうという予想で行ったのですが,上野に着いたら8時半前.

開館は9時半なので,一時間も早いよ~と思ったら,すでに並んでいる人たちが・・・yellow12

前売り券を持っていなかったので,当日券売りの列に並んだら,係の人が出てきて,

「ここでの券の販売は9時半ですが,公園入り口のチケット売り場では9時から販売されます」

それを聞いてみんなでまた公園入り口に移動.

更に20分ほど並んでいると予定より早く販売を開始してくれました.

そして,今度は国立博物館前で9時過ぎまで並び,しばらくすると会場が見えるところまで行ってまた並び・・・.



九時半にやっと開場でしたyellow22ase2ase2



でも,そこまで苦労した分,中ではかなりゆったりと見学することが出来ました.

肝心の阿修羅像も,取り囲む同心円の一番前の列には入れなかったものの,二番目くらいから足下のサンダルや着物の模様などをしっかり見ることが出来ました.

最初ちょっと高いところから下の像を拝観する仕掛けになっていますが,最初の印象は
「小さっyellow25symbol5

正直第一印象は,肩幅もせまく,華奢で,思ったよりずっと,か細く頼りない感じがするなぁ・・・と思いました.

でも,像を足下から見上げるような位置に近づくにつれて,自分の身長ほどの像で確かに小さいのですが,視界の中でその存在感がググ~ッと大きくなってくるのでした.

同心円状の観客の輪の中心に頑張って入っていくと,角度によって阿修羅像の表情が色々変化しているように見えます.

また,左右の顔は中央の顔よりうっすらぼかしたようなつくりで,こちらも見る位置によってずいぶん変化してくるように感じました.

特にま後ろからの立ち位置.

左右の顔だけしか見えないと,表情の違いが面白く,輪郭線の違いも見ていて飽きませんでした.

でもやはり中央の顔の表情は左右にも増して微妙で,何かを語りかけられているような感じや,何か感情のようなものがこめられていて,それが何なのかつい自問してしまいそうな気持ちになりました.

難しいことは何も言えませんが,阿修羅像はやはり「美しい」なぁと思いました

魅入るということと,そこから信仰心を抱くということは別だと思いますが,

高いところから阿修羅像の上半身をじっと見つめ続ける人たちは男性が多く,みんな何か考えているような目で静かに見つめている姿が印象的でした.

見つめることで癒されていたのでしょうか.


しっかり堪能して約2時間後,やっと外に出てホッとしました



そして,

上野で第一目的を達成させた後,やまめが一度も行ったことがないという新宿御苑へ.

この話題についてはまた明日.




コニファーのお庭

2009-05-20 | 造園
今日は連休に引き続き,A先生とのコンビによる新しいお仕事です.


元々は庭の一角にある成長しすぎたレイランドヒノキが暗いし,強風で倒れそうなため何とか出来ないかというご相談でした.

そしてお庭を拝見すると,レイランドヒノキもそうですが,面積のわりに多すぎるコニファー達(6本も!)によって日陰になっていることと,フィカスプミラが地面を覆い尽くしていることでジメ~ッとして暗い感じに・・・nose4

この暗い感じもなんとかしたいというご要望にお応えするために,植栽についても改良することになりました.

今日は元々の悩みであるレイランドヒノキの剪定と,コニファー類の整理・移植,レベルの引き上げ(土が少ないので客土によって地面を上げて植物にとって住みやすい環境を作ります).



up施工前.

わさ~っ・・・

フィカスをガンガンとって,とにかくレイランドヒノキ以外はいったん掘り上げ・・・

みんな根が張っていなくて,手だけで軽く抜けるものが多かったです




up撤去作業,終了symbol7

レイランドヒノキも頭を切って,枝を詰めたり透かしたりして,さっぱりさせました.

もう,before状態は思い出せませんね・・・



敷地の真ん中にあって埋もれていた水道メーター.

ボックスを12センチ強上げ底にして,客土しても沈まないようにします.

これで検針に来る人も楽々チェック出来ちゃいますね



up隣地の擁壁の基礎部分と敷地との境に石で土留め.

今日はあまり力仕事をしたわけではないのに,この作業をしているとき(ちょうど一時くらいでしょうか)急に気温がmaxだったためか汗が目にしみて参りました・・・




up今日の作業完了~kirakira

土を足したため,庭の存在感が増したような気がします.

コニファーは6→3本に減らしました.

レイランドヒノキを剪定し,コニファーを減らしたら,結構陽が差しているので,「日陰の庭」のイメージがなくなり,「意外と陽が当たる庭」になってしまいましたyellow13

来週は植栽をして,出来るだけ一年中どこかで花が咲いているような楽しい庭にしたいと思っているのですが,はたしてうまくいくかどうか・・・・ham




シュロの活用法

2009-05-19 | ノンジャンル
昨日完了した千葉のお庭には鳥が運んできたシュロが育っていました.

それは工事の過程で伐採されたのですが,師匠はこのシュロを廃棄するのではなく,何かに使う目的で最後までとっておいたのです.

シュロはよく公園などで自然風の階段などに使われている土居木の材料なんだそうです.

それを聞いて意外な気がしました.

何だか勝手に「シュロは柔らかい」と思っていたので・・・yellow22



3月末はこんな状態.

ほとんど師匠の手剥きです

シュロの皮は途中まで簡単に取れますが,一枚ずつの皮の根元はしっかりと付いているので,のような刃物が欲しくなりますknife



白い部分はタケノコのようだと言いつつ,みんなで試食もしてみましたが,やっぱりおいしくないです



そして,保存されていた皮はとうとう昨日,出動しました.

用法のひとつは苗代苺ならぬシュロ皮苺



もうひとつは金属塀に色々な植物をクライミングさせる予定で植えてありますが,その足下にマルチング.

塀の裏は雑草生えまくり状態なのですが,そこから飛んでこないように隙間をしっかり埋めてしまいました.



そして皮を剥いだ後の幹はというと,ウッドデッキの下,芝やマウンドによりやや上がったレベルと元のレベル差を留める土留めとしてしっかり活躍することになりました.



お庭の改修工事の場合,元からある樹木や石などそのまま残せるものは残して活かし,やむなく除去したものも何とかして使えないか考える・・・・それがとても大切なこと.

これが今回の千葉のK様邸作庭で学んだことのひとつですhamkirakira2