実話を基に映画化。
CGやスタントは一切使用せず、俳優たちは実際に本物のサメがうごめく海の中で演技を続けたというのも怖さ倍増。
(撒き餌して野生サメを集めたとか )
公開当時サンダンス映画祭で評判を呼び、全米公開では低予算映画としては異例の大規模公開となり、
予想外の大ヒットを記録して話題を集めていました。
クリス・ケンティス監督が、脚本、撮影、編集もしています。
(製作と撮影はローラ・ラウも担当)
予告を当時劇場で観ましたが、これは足の届かない場所では泳がない(恐怖から泳げない)私にとって、
劇場で見るのは精神的に無理!と思ってTVを待った甲斐がありあました。
「エデンの東」録画諦めて観ましたよ。
ヤバかったら早送りできるもん。ナハハ
ぃゃー、涼しく寒くなりましたね、色々な意味で。アフ
トラブルが起こった時の言動や精神の変化もリアルに描かれています。
2人だけの描写でも全然話しになっていくものですね。
ボートや船が遠くに見え救助に期待するも去っていく姿に絶望を感じてこたえます。
水面を漂う感じのアングルもあり、チラチラ海中の魚たちやクラゲやサメと徐々に恐怖をあおります。
でもそういうい存在より「いつ襲われるか」と身構えている恐怖が一番こたえました。
360℃開放的な海を楽しむはずが、逆に逃げ場もなく追い込まれていく感じが怖かったです。
んで、第2弾もあったとは知りませんでした。
ドイツ製作で今度は大型ヨットクルーズで男女6人
ジャケに苦笑ですがやっちまった映画なのでしょうか。。

[公開時コピー] 「最も怖い実話
取り残される 気付かない 誰も
海に呑み込まれる」
[原題] 「OPEN WATER」
[あらすじ] いつも仕事に追われてばかりの夫婦、スーザンとダニエル。
彼らは延び延びになっていた休暇をなんとか取り、ようやく2人でカリブ海のバカンスへと向かう。
到着してからも仕事を忘れられず、バカンスを楽しむ雰囲気になれない2人。
そんな2人は翌朝、はるか沖合のポイントまでボートで向かうダイビング・ツアーに参加する。
ツアーは他にも多数のダイバーが参加し盛況だった。
2人はそうしたグループには混じらず、2人だけでダイビングを楽しむことに。
しかし海を満喫した2人が海面に上がってみると、
ツアーガイドのミスで、ボートは彼らを残し、去ってしまった後だった!!!
ブランチャード・ライアン ・・スーザン
ダニエル・トラヴィス ・・・・・ダニエル
ソウル・スタイン
エステル・ラウ
マイケル・E・ウィリアムソン
(↓ 以下ネタばれあり)
カリブの美しい自然、透き通る海、開放感たっぷりのバカンスのはずだったのに。。。
ボートが満員だからといってなのか、人員チェックを名前ではなく棒を引いて数が合えばなんておざなり過ぎるっ。
岸についてもボート整備は翌朝までノータッチなの?
荷物が残されいたりボンベの数が足りないことにすぐ気づけば、まだ間に合ったかもしれないのに。。
海に取り残されたカップル。
最初は不安や体調不良を言うスーザンに男気を見せてリードしていたダニエルでしたが、
極限状態でのピークにキレたり足を噛まれたりしてパニックを起こしたりするうちに、
スーザンがたしなめたりまだめたりカバーしていました。
激しい口論になって相手のせいにしても、
その相手がいたから心身的になんとか持ちこたえられていたのかもしれません。
生活に流されていた2人でしたが、本来もっていた愛情でいっぱいになります。
そして夜。
月明かりもなく視界は真っ暗。当然画面も真っ黒。
そして雷鳴、その明かりの一瞬一瞬が2人を映し出すのですが、
ダニエル大ピンチの様子があえてちゃんと映さず想像させる演出が恐怖倍増。
そして朝。
眠るような表情のダニエルにキスし離れるスーザン。しばらしくしてその体が揺れ、海中に消えていきます。
陸ではようやく2人の行方不明を知り捜索隊を空陸と出します。
ここで間一髪のところでスーザンは助かると思っていたわけですよ。。
スーザンの周りにもサメがわんさか取り囲むように泳いできていて。
わずかに音楽がながれていたのですが、彼女が海中に消えた瞬間、音楽が無くなり。
THE END
取り残される 気付かない 誰も
海に呑み込まれる
そのまんまやんけ~~~!!!
しかもスーザン自ら。2人でいればまだわずかでも望みを繋いで生きていたでしょうか。
絶望的な状況にポンとたたされた恐怖の末の救いのない結末。息苦しい映画でした。
2009年7月20日(月)深夜放送 日テレ